■鬼が牙(石水渓) |
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午前中は左の岩壁でショートルート3本、午後は中央の岩壁を9ピッチで山頂まで抜けた。 |
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| ページ1 | ページ2 | プロローグ 御在所岳は裏道堰堤まで進むと雲の流れの速さに戸惑う。迷ったあげく、鬼が牙に行き先を変更した。鬼が牙の岩壁は南向きなので日当たりが良く、ぽかぽかクライミングを満喫できた。足の故障いらい2ヶ月は、攻めるクライミングをしていない。鬼が牙はフェイス、スラブ系に絞られるが、それなりに楽しめる冬のスポット。 岩場には一番乗りだったが、すぐに数名のグループが入ってきた。この岩場は、大きな岩場だがルート数は少ない。開拓の余地を残しているが。今日はアルパイン的に山頂まで抜けたいので、我々はまず、左の岩壁でウォームアップすることにした。後続のグループは中央の岩壁からやるらしい。 まずは軽く、2ピッチを登る。1ピッチ目は離陸のスラブが核心。久しぶりのスラブなので、フリクションの感覚がつかめなかった。いい天気なので岩は暖かい。青空に向かってのクライミングは気持ちがいいものだ。岩壁の土のテラスには、ヤマラッキョウがたくさん生えていて、紫色の花が風に揺れていた。 さて2ピッチを登って、次はグレードの高い、りんりんとらんらんをトップロープでやることにした。途中で傾斜が変わっていてロープがすれるので、トップロープは余り良くない。できるだけリードで登ってほしい。トップロープ用にボルトを設置してもいいが、人工物は極力避けたい。 左のルート「らんらん」が浅い凹角からフェイスで、壁も立っていてそれなり面白い。10a くらいだろうか。右のルート「りんりん」は、フェイスでちょっと難しい。風化が進んでいて、剥離がまだある。スタンスもホールドもカチ程度しかないので、もう少し登り込まないと安定しない。グレードも変わってくる。 | ページ1 | ページ2 | |
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