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■大熊三山(台高)
〜迷岳、白倉山、古ケ丸山の三山を巡って一気に取材を片付けた

レポート No.995
日時:2016年10月30日
参加者:
いそがいさん、Tj さん、sskさん、隊長、うさぎ

迷岳登山口(6:40)〜東尾根7:45)〜口迷岳(8:00)〜桃の木平(8:05)〜見晴台(8:35)〜(9:05)迷岳1309m(9:15)〜P1285 (9:40)〜P1156(10:00)〜(11:20)P1191(11:40)〜P1188(11:30)〜(12:00)白倉山(12:05)〜(13:30)古ケ丸山1211m(13:40)〜レンガ滝分岐(14:00)〜P865(14:40)〜からすき公園登山口(15:45)  歩行距離16.4km 累積標高 +1305m -1968m

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プロローグ 古ケ丸山の登山口の「からすき公園」の登山案内には「大熊三山」が紹介されている。登山者なら気になる看板で、一度は歩いてみたいと思う人も多いと思う。今回は、迷岳、白倉山、古ケ丸山の取材をかねて、紅葉を目当に周回した。昼間の時間が短いこの時季は、八知山林道が頼り。事前に通行状況を確認しておいた。穏やかな天候に恵まれ、錦秋に台高が満喫できた。

アプローチ 5時半に道の駅「奥伊勢おおだい」に集合し、今回の下山口となる、からすき公園に向かった。登山者で賑わう山域でもないので、我々だけかと思ったが、からすき公園で前泊するパーティーがいた。このグループ、愛知県の山を担当するN氏であることが後に知った。さて、今回の山行は時間的に窮屈なので、早々にアウトバックに5人が乗り込み八知山林道に入った。地道でごつごつしているが通行には支障はなかったが、乗用車ではちょっとつらそうだ。

    
広い駐車スペース              林道登山口

標高950m地点まで林道を進む、広場に駐車した。もちろん誰もいない。記録を見るとちょうど6年前の冬に来ている。歩いているうちに林道の様子を思い出してきた。登山口は以前と変わらなかった。

    
ウリハダカエデ              ブナ

      
ホウの葉                  シキミ

    
ミヤマシキミ           コハウチワカエデ


ハウチワカエデ

林道を入ると作業道が続き途中から山腹に取り付く。作業道もブナ、ミズナラ、カエデ類が多く歩いても気持ちがいい。山腹道は、草地になっていて展望がよく、一気に気分が高揚してきた。

    

    
右:草地の斜面を登り尾根へ


尾根に出る一気に展望が開ける


見通しのいいブナ林が迷岳まで1時間続く

口迷岳 1224m 東尾根は展望のいい尾根だ。ブナ、ヒメシャラ、ミズナラ、ハウチワカエデ、シロヤシオなどの気持ちのいい樹林が続く。起伏はあるが緩やかで歩きやすい。癒やされる尾根だ。尾根にあがってから15分で口迷岳に到着。車で950mまで登っているので、随分お得感がある。

    
植林の唐松

    
コハウチワカエデ          桃の木平

尾根が少し広まったところが「桃の木平」というらしい。このあたりも野営を誘われる雰囲気がある。じっくりとこの尾根を楽しみたいが、今日は周回するので時間的なゆとりがないのは残念だった。

    


色づき始めたブナ

    
ヒメシャラ          ブナ林

見晴台 東尾根の途中に露岩があり、格好の展望台になっている。見晴らし台というらしい。この尾根から迷岳にかけての地質は、三波川変成岩。1億年くらい前に地下深くで高圧変成を受けている。中央構造線南側、つまり、外帯で、3000km以上南から移動してきている。北側に見える高見山地が中央構造線で、全く地史が異なってる。

    
見晴台             古ケ丸山

見晴らし台を過ぎると、尾根は二重で、いびつになっている。どこでも歩けるが、狭い尾根なのでるーとを外すことはないだろう。このあたりから徐々に高度が上がりはじめ、迷岳山頂に到着する。ブナの倒木にキノコを探すが、いずれもツキヨタケだった。ブナに混ざって所々にイタヤカエデがあった。このあたりも豊かな夏緑広葉樹林で、じっくりと樹木の観察をしても面白い。

    
大熊谷           イタヤカエデ

    
おいしそうだがツキヨタケ

迷岳 1309m 作成中です。。。。


迷岳山頂にて


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