■藤原岳(鈴鹿) |
レポート No.978 |
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藤原岳登山駐車場(6:12)〜神社(6:40)〜堰堤(6:50)〜聖宝寺道〜8合目(8:30)〜9合目(9:08)〜(9:40)避難小屋(10:05)〜(10:40)天狗岩(11:05)〜避難小屋〜(12:00)藤原岳山頂(12:25)〜(12:40)避難小屋(12:50)〜(13:10)9合目(13:15)〜(14:35)大貝戸登山口(14:45)〜駐車場(14:55) 歩行距離12.6km、累積標高 +1470m |
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| ページ1 | ページ2 | 天狗岩 さて先に天狗岩へ行くことにした。それほど暑くもなく、風はさわやかで、広々とした草原歩くも悪くない。以前はトリカブトの群生がみられたが、今は、随分少なくなった。テンニンソウは鹿が食べないのだろうか。 小屋から続く県境稜線は、テンニンソウの緑鮮やかな草原になっている。草原の中にカレンフェルトが点在し、自然に成った造形が美しい。稜線の鞍部ではイワヒメワラビが繁茂している。この状況は御池岳も同じだ。鹿が好まない植物だけが生き残っている。 約30分で天狗岩に到着。白瀬峠分岐当たりには、バイケイソウが群生していた。今年は花をたくさん付けている。葉は鹿が食いちぎっているようだ。バイケイソウもトリカブトも有毒だが、毒のないところを食べているのだろうか。天狗岩に行く頃には天候が回復し、見晴らしも良かった。木陰に入りひと休み。さわやかな風が吹いていた。 山頂や稜線では、メギ、クロウメモドキ、リョウブ、オオイタヤメイゲツ、サワフタギ、ウリハダカエデ、グミ、ハシドイ、シナノキなどの低木や小高木が見られる。どれも春に花が咲くが、今、白い花を咲かせているのはハシドイだ。ハシドイといっても聞き慣れない名だが、ライラックやリラといえばわかりやすい。ライラックはムラサキハシドイで、このハシドイと同じ属だ。石灰岩地に生育し、芳香がある。森の所々でいい香りが漂っていた。 さて、避難小屋に戻り今度は山頂へ向かった。今年、山頂を踏むのはこれで4回目だと思う。藤原岳を訪れた回数はこれで66回目。良く登っている山だと思う。とりあえず、区切りのいいところで、100回を目指すことにしよう。しばらくは夏以外の季節が多かったが、久しぶりに夏の緑の草原を満喫できた。 展望丘を下り、避難小屋まで来ると12時40分になっていた。まだこれから登ってくる人もいる。10分ほど休憩し大貝戸道で山を下った。 | ページ1 | ページ2 | |
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