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■御池岳(鈴鹿)
〜T字尾根からテーブルランド、下山は土倉から小又谷〜

レポート No.938
日時:2016年2月11
参加者:Dr.Tj、隊長、うさぎ

小又谷P(7:50)〜P603(8:10)〜P878(9:30)〜P918(10:00)〜P967(10:50)〜青のドリーネ(12:20)〜(12:40)テーブルランド南端で昼(13:05)〜土倉岳1049.4(13:50)〜南尾根〜小又谷(14:25)〜駐車地(15:25) 歩行距離9km 累積標高1130m

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プロローグ  1月下旬に寒波が来たものの、今年の冬は暖冬傾向だ。鈴鹿の山も雪不足、氷不足で本格的な肩すかしを食らった感がある。それでも鈴鹿の冬山を歩いておかないと冬は終わらないので、好天予報の出た11日に滋賀県側から御池岳を目指した。御池橋まで入ることが出来ればゴロ谷からテーブルランドをめざし、駄目なら小又谷とT字尾根を使うつもりで入山した。

アプローチ 前日の積雪で鈴鹿山系の滋賀県側は20セントほどの積雪があったようだ。20センチくらいなら山は大丈夫だが、問題はアプローチの御池林道がどこまでは入れるかだ。石榑トンネルを越えると雪国になった。予想通り君ケ畑までは除雪されている。問題はその先だ。御池橋までは駄目でも、小又谷までは入りたい。君ヶ畑を過ぎると轍がある。何台か侵入しているようだ。積雪は20センチほどなので車の腹で雪をかきながら進む。そしてなんとか小又谷の駐車地まで来ると、軽自動車がスタックしている。方向転換をして動けなくなったようだ。T字尾根から入ろうとしていた大阪の年配登山者だった。まずはその車を脱出させなければならない。ピッケルで雪を削りながら難とか方向転換ができた。こちらの駐車場を車の巾だけ除雪して勢いをつけて突っ込んで駐車できた。民艶行こうと大阪の岳人を誘ったが、スタックで出鼻をくじかれたようで、また出直しますといって帰ってしまった。

   
駐車場に突っ込む               林道

さて、小又谷から入るか、T字尾根を登りに使うか、判断が迫られる。朝の時点で気温は低く雪の状態は良かった。気温は今日、上がる予報だったので、早く高度を稼いだ方が樹氷が見られる可能性が合うと判断し尾根ルートを上りに使うことにした。

   
左:T字尾根登山口    右:尾根、徐々に雪が深くなってきた

 

積雪は20センチくらいなので、ワカンを使うかは微妙なところだ。判断に迷う位のときはない方がいいのかもしれない。まずはP878までで一気に高度を稼ぐ。積雪が20センチ以上あるので思う用に進まず1時間20分かかった。行程的には許容範囲内のタイムだ。

   

P878からは緩やかな登りになり、30分でP918に到着。樹氷がないのは残念だったが、積雪期のブナ林は美しい。 積雪が増えてきたので私はワカンを装着した。多少なりとも歩きやすくなった。樹幹から御池岳の南西面の断崖がよく見える。雲ひとつない青空を背景に、雪化粧した断崖が冬山らしい。

P918を過ぎると痩せ尾根で尺案下の灌木帯にはいるのでうっとうしいが、鞍部に降りるとすっきりとした落葉樹林になる。この先がブナ権現。何度かテント泊したところだ。前回は、御池岳(鈴鹿)2013年2月16日17日 No.715 utty、隊長 〜恒例の御池岳テント山行、テーブルランドスノーハイク〜でした。

     

   


御池岳


ブナ権現からの登り

   
左:ブナがきれいだった    右:最後の急登はキックステップ

ブナ権現を過ぎると傾斜がきつくなる。雪面をキックステップで登る。何度も立ち止まり肩で息をしながら急登に耐えて、テーブルランドを目指した。やっと台地の乗った。雲ひとつない晴天だ。無風と言っていいほど穏やかだ。移動性高気圧にすっぽりと入っているようだ。これで樹氷があればいうことなしだが、昨夜の風ですべて落ちてしまったようだ。気温も上がりだし、雪がべとつき始めている。南端に移動し昼食にすることにした。

   

   


国土地理院引用


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