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■御池岳(鈴鹿)
〜紅葉のゴロ谷から第2尾根を登り4尾根を降りる〜

レポート No.920
日時:2015年11月7
参加者:隊長、うさぎ

御池橋(8:20)〜アザミ谷紅葉散策〜ゴロ谷第2尾根(9:30)〜テーブルランド(11:20)〜風池〜ボタンブチ(12:00)〜第4尾根〜Nさんケルン(12:50)〜ゴロ谷(14:10)〜御池橋(15:00) 8km 1000m

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プロローグ 岩にも行きたかったが、今年は紅葉がいいので、紅葉の撮影に専念する。天気予報はパッとしなかったので、先週に引き続き谷歩きをすることにした。ということで、ゴロ谷から第2尾根を登り第4尾根で下った。第4尾根はやはり特別な思いがある。帰りにNさんのケルンを経由して下山した。ケルン付近の紅葉が素晴らしかった。

アプローチ 御池林道が通行化の心配だったが、側溝の清掃作業中で御池橋までは綺麗になっていた。ソタノ坂分岐の駐車場にはすでに車が数台泊まっていた。御池林道の紅葉は見頃になっていて、車をゆっくりと進め、紅葉を楽しみながら御池橋に向かった。

ゴロ谷  御池橋周辺は駐車スペースが限られている。この日はまだ誰もいなかったが、出発する頃になると数台の車が入ってきた。 準備をして谷に下りた。今回はロープと登攀具を持ってきているので、どのバリエーションでも対応できる。まずはゴロ谷に降りて歩き始めた。水量の少ない時期だが、今年はとりわけ少ないようで、アマゴなどの小魚が水溜まりに取り残されていた。


御池川両岸の紅葉

   
御池橋付近の紅葉           今年は水量が少ない

   

ゴロ谷の水量が少ないのでどこでも歩ける。葉を落とした谷は明るく、河原が落ち葉に埋まったいた。コハウチワカエデとタカノツメ見頃で、何度も足を止めながら撮影に興じた。

   
コハウチワカエデ         タカノツメ

   
コハウチワカエデ

アザミ谷の紅葉 あまりもにアザミ谷が綺麗なので自然と引き込まれ冠谷分岐まで進んでから戻ってきた。谷が狭まり河原とは違う美しい渓流と紅葉に見惚れる。

   

ゴロ谷に戻る。第1尾根は末端で扇状に広がっていたどこからでも取り付ける。さてどうするか、前回は第1尾根を登っているし、帰りは寄り道したいので4尾根下山を予定している。第2尾根課題3尾根かで悩んだが、第2尾根を登ることにした。

   
コハウチワカエデ          ゴロ谷、アザミ谷分岐


オオモミジ

   
タカノツメ            コミネカエデ

   
さざれ石             ヒナウチワカエデ

第2尾根 第2尾根に取り付くなり、色彩豊かな紅葉に足が止まった。尾根末端がちょうど見頃になっていて、黄色に色づいているのは、シデ、タカノツメ、シロモジ。ヒナウチワカエデが橙色から紅色のグラデーション、シラキが鮮やかな紅色、ネジキが橙色、ミズナラの葉にはまだ緑が残っていて、それぞれが調和していて、カメラでどこを切り取れば最も美しいのかわからない。


尾根末端の紅葉

   
イヌシデ

   
コハウチワカエデ

       

   
第1尾根の紅葉

フッキソウが標高1000m付近に群生している。来年の蕾をつけているのや白い実をつけたのがあった。常緑の小低木なので、落葉樹林にあるのでこの時期はよく目立つ。冬でのよく茂るので「富貴草」だそうだ。上高地でも見たことがあるので、雪にも耐えられる力があるのだろう。茎はオニシバリみたいに弾力があって折れにくそうだ。葉も皮質でしっかりとしている。

   
フッキソウ ツゲ科


第1尾根の紅葉

     

どの尾根のそうだが、900mを過ぎると傾斜がきつくなってくる。この高度まで上がるとすでに紅葉は終わっていて、明るい落葉樹林になっている。ここから概ね標高差300mの登りだ。登山道はもともとないのでどこを登ってもいいが、獣道をうまく使ってジグザグに登った。シカも直登は避けているようだ。ブナ、シデ、ケヤキ、ミズナラ、オオイタヤメイゲツ主体の落葉樹林が厳しい登りの苦痛を癒してくれる。

   
第1尾根の紅葉   これくらいの傾斜が300m続く


ブナ、ミズナラ、ケヤキ主体の樹林

     



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