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■大台ケ原(台高)
〜錦秋の西大台の散策と蒸篭ぐら登攀〜

レポート No.913
日時:2015年10月12
参加者:隊長、うさぎ

自宅(4:30)〜大台ケ原駐車場(8:00)〜大蛇ぐら(9:15)〜蒸篭ぐら取付(10:00)〜登攀終了(12:40)〜正木ケ原(13:40)〜正木峠(14:00)〜日出ケ岳(14:20)〜駐車場(14:50)〜自宅(19:00)

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ブッシュマン 1ピッチ目 (5.9 25m) 岩はよく乾いていた。前回は1ピッチ目が濡れていて嫌なスタートになったが、今回は、気持ちよくスタートできそうだ。今回は撮影にミラーレス一眼を持参した。前回から14−150mmのズームレンズを使用しているが、撮影時には両手を岩から離すことになる。コンデジだと片手で操作できたが。


1ピッチ目登攀途中から見上げる。

さて1ピッチ目だが、中盤以降壁が立ってくる。ホールド、スタンスとも探せば必ずあるので、それほど不安はない。壁の特徴とクライミング的な動きに慣れるピッチだ。

     
離陸             終了点

終了点でビレイし、引き上げの準備をしていると後続のパーティーがルンゼを降ってきた。すると大きな落石が発生。「ラク」の掛け声もなかったので、こちらが大声で「ラク」と叫んだ。上から見ているとよくわかる。ひと抱えもある岩が転がってきて間一髪難を逃れた。「注意しろ」と叫んだ。

   
フォローのうさぎ           登攀中のうさぎ

2ピッチ目 (5.9 20m) フェイスから後半凹角に入る変化のあるルート。壁は立っているステミングで角度を殺せばそれほど難しくはない。最後はハング帯の上に出てピッチを切る。

   

   

3ピッチ目 (5.9 25m)  2ピッチ目の同じようなピッチ。弱点を利用してうまくルートが伸びている。ホールドはあるが剥離に注意が必要だ。テラスは狭くハンギングぎみ。ここまで上がってくると展望もよくなってくる。岩壁のドウダンの紅葉がアクセントになっている。青空に向かっての登攀は実に爽快。


ステミングが気持ちよく決まる

   
右:ビレイ中のうさぎ

   

      
最終ピッチの先行パーティーを捉えた。

   

4ピッチ目 (5.9 25m) 左のフェイスでブッシュマン2が接近してくる。頭上のハングを左のフェイスで超えていく。その上にはブッシュ帯があるが、ルートはその上の狭いバンドを右上するのが正解か。ピンがないので大きくランナウトする。バンドの出口にピンがある。ここもうまくブッシュを避けている。

   
ブッシュマン2       頭上のハング

     

5ピッチ目 (5.10c 25m) さてここが核心ピッチ。ハングの乗り越しがだが、リーチがあるかないかでこのグレードになっていると思う。2、3手で決めることができる。ここを乗り越すとスラブ状のフェイス。楽しませてくれる。

   
フォローのうさぎ

   
スラブ状フェイス       最終ピッチが見えてきた

   
右:岩壁に咲くリンドウ


ハングの乗り越し、ここが核心


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2015-10-12 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home