稜線　稜線は、ミツバツツジとタムシバが花盛りだった。風は少しあったが、適度な気温で、花見をしながらの稜線歩きはなかなかいいものだ。何度も立ち止まり撮影に勤しんだ。

ミツバツツジ

タムシバ

桧の植林域が稜線に迫ってきているが、尾根通しは豊かな樹林になっている。常緑では、コウヤマキ、アカガシ、シキミ、アセビ、ツバキ、モミなど、落葉では、タムシバ、ミツバツツジ、イヌシデ、ブナ、コナラ、ヤマザクラ、カエデ、ケヤキ等が見られた。草本はアケボノスミレくらいだったが、一カ所だけトリカブトの根生葉が見られた。

　　　
大きな岩の間を登る　　　　　　　　　　　コウヤマキ

　　　
タムシバ

タムシバ

　　　
ツガ　　　　　　　　　　　　　　　　ブナ林

P１１８４　徐々に高度が上がり１１００ｍを過ぎるとブナが多くなってきた。タムシバとミツバツツジがきれいに咲いているところに腰を下ろし遅い昼食にした。すでに13時30分を過ぎていた。折り返し時間まで残された時間はあと少ししかない。行けるところまで行ったが、１１８４までとした。ルートの見聞が目的だったので、少し季節を変えて来てみたい。

ブナ

帰路は７号鉄塔までが約1時間、７号鉄塔巡視路の下りが約1時間15分だった。植林帯は展望も悪くつまらないが、花ではハシリドコロが多かった。 山間の日陰を好むのであちらこちらで群生が見られた。花の色は暗紫紅色が普通だが、黄緑色の花があった。若いからかどうかわからない。少しだが、ヒトリシズカとヤマシャクヤクがあった。

　　　
ハシリドコロ

　　　
ヤマシャクヤク　　　　　　　　　ヒトリシズカ

展望地からダム湖を俯瞰

展望地　途中、伐採地があり展望がよく、ダム湖が一望できた。16時過ぎに車道に降り、３０分歩いて駐車場に戻った。日没が長くなってきたので山頂を踏むことは出来たようだが、時間にゆとりを持たせるのは基本だ。

　　　　
宮川ダム湖　　　　　　　　　　　　　大和橋

宮川ダム駐車場