■大杉国見山(台高) |
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レポート No.796 |
〜三重県の山選定で、サルハテ谷のバリエーションと鉄塔巡視路〜 |
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宮川ダム駐車場(8:20)〜大和橋7号鉄塔巡視路(8:53)〜(9:38)サルハテ谷(10:06)〜P781.7(11:57)〜7号鉄塔(12:12)〜6号鉄塔(12:52)〜昼食〜P1184(14:05)〜6号鉄塔(14:46)〜7号鉄塔(15:00)〜巡視路〜展望地(15:36)〜登山口(16:14)〜宮川ダム駐車場(16:45) | ||
プロローグ 国見山は伊勢山の会が、ダム(宮川ダム)湖周辺の山の一つとして紹介している。県内で「国見山」というと台高の国見山1418.7mが知られているて、三重県の山「山と渓谷社」でも取り上げてきた。釈迦ヶ岳とか三国岳とか、山名が同じ山は全国各地にあるが、同じ県内にあるということで、このレポートでは大杉国見山とした。三等三角点があり、点名は「国見」1282.97となっている。ダム湖周辺には取り上げたい山が他にもあるので、踏査を進め検討したい。 アプローチ 宮川ダムからの入山となる。大和谷林道が崩落のための通行止めになっているので、ダム湖の駐車場から歩いた。20分ほど歩くとダム湖畔ハイキングコース駐車場がある。林道が通行可になればここまで入れる。 この時季、モチツツジが満開で、湖畔の新緑が眩しく、春山の雰囲気を満喫しながらの湖畔歩きも悪くはなかった。ダム湖畔の地形は地形図で確かめていたが、実際に現地に赴くと山深さが実感できる。深く切れ込んだ谷、峻険な尾根など、ダイナミックな景観が登高意欲をそそった。これが岩峰なら、アルパインの血が騒ぐだろう。 登山口 さて登路だが、ネットで調べてみると、2本の鉄塔巡視路がよく使われているようだ。よく、といっても、もともと訪れる登山者は多くはないようだ。車で橋まで入れたなら、発電所からの巡視路も選択枝だったが、今回は、湖畔歩きに往復1時間を費やすので、7号鉄塔巡視路を利用することにした。橋を渡ると左がハイキングコースで、右に林道を少し進むと7号鉄塔の黄色いプレートが見つかる。 登路は、整備された植林の山腹の急登をジグザグ登り、その後、尾根にそって高度を上げていくが、我々は、途中でトラバース道に入ってしまった。サルハテ谷に入りおかしいと気づいたが、地形図で現在位置が確認できていたので、作業道を利用してそのまま進み、P781.8の稜線に乗ることにした。ところが倒木で作業道が塞がり、大苦戦を強いられることになり、サルハテ谷とで1時間半、湖畔の林道歩きで30分、合計2時間のロスタイムが生じてしまった。 P781.8 苦戦を強いられ倒木帯を突破し、傾斜が緩むとP781.8の尾根に乗った。このルートは、古い地図「東京日地出版大阪 大台ヶ原」を見ると、黒い波線で描かれている。稜線を少し進むと、P781.8を踏んだ。三角点の標石がひっそりと出迎えてくれた。点の記情報はなく、点名は「猿果」781.72となっている。猿果は「サルハテ」と読むのだろう。当初、地形図の「サルハテ谷」の根拠がわからなかったが、右岸尾根の三角点ということだろうか。 7号鉄塔から6号鉄塔 稜線を進むと巡視路の標識が出てきた。ここで正規のルートに戻ったことになる。ロスタイムは大きかったが、作業道や地形などがわかった。ここ先は稜線通しなのでルートファインディングに神経を使うことはないが、時間はすでに12時を過ぎていた。遅くとも14時には折り返したいので、そのつもりで先に進むことにした。 先ほどの三角点から高度を230m上げ、6号鉄塔に到着した。標高点は1019で高度差は稼いだことになるが、距離的にはまだまだ半分にも満たない。 | ぺージ1 | ページ2 | 現在の閲覧数 |
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