最新情報  レポート  登山  バリエーション  ブログ  プロフィール

■大洞山&尼ケ岳(室生)

レポート No.795
日時:2014年4月12日
参加者:隊長、うさぎ

〜三多気桜の花見を兼ねて美杉の二山をハイキング

(8:18)三多気の桜見物、真福院まで(9:10)
倉骨峠(9:52)〜雄岳(10:40)〜大洞山(11:14)〜自然歩道(14:47)〜(12:52)倉骨峠(13:00)〜(13:48)尼ケ岳(14:06)〜倉骨峠(14:40)

|  ぺージ1  |  ページ2  |

プロローグ 三多気の桜の時期に合わせて、美杉の大洞大と尼ケ岳を散策した。大洞大と尼ケ岳は地理・文化的には美杉の山だと思うが、地質学的には、「三重県の山」(山と渓谷社)で取り上げている奈良三重県境にある倶留尊山とともに、室生火山群に数えられている。 二山とも1000m前後の山だが、林道が整備されていてアプローチも良く、時間的に1日2山を周回することが可能だ。

三多気の桜 三多気の桜は、平野部の桜が散り始めた頃に満開を迎える。ちょうどこの土日が桜祭りになっていて、朝から警備員が配置され交通整理が始まっていた。駐車場は朝から盛況で、出店の準備も始まっていた。坂道の土手に桜の古木が並んでいるところがスポットで、水の張られた田に映る桜が撮影スポットになっている。残念ながら5分咲きだったので、比較的いいところを望遠レンズで切り取った。風情のある景観が楽しめた。


撮影スポット

   
山麓から見る大洞山            真福院

駐車場から真福院にかけて、所々で春の山野草が見られるのがうれしい。3月はユキワリイチゲ、この時期はニリンソウで、ちょうど花の時期を迎えていた。


境内の桜

   

望遠レンズで鳥を狙っていたカメラマンが3,4人いたが、アカゲラであることが新聞で確認できた。桜の古木にアカゲラが営巣しているらしく、つがいがひな鳥にせっせとえさを運んでいたらしい。帰りに地元の仕出し屋が作ったおいしそうなお弁当があったので購入した。1時間ほど散策し、ハイキングの基点となる倉骨峠に車を走らせた。

大洞山 さて大洞山だが、周囲には東海自然歩道が整備されているので、どこからでも登ることが出来、時間に会わせたハイキングが楽しめる。今回は尼ケ岳と会わせた取材を計画したので、この二山の中間地点にある倉骨峠まで来るまで上がることにした。三多気でも登山者を何組か見かけたが、倉骨峠も登山者の車で賑わっていた。まずは大洞山へ。雄山(1013m)までは約50分の行程。倉骨峠の標高はすでに750mくらいあるので山頂までの標高差は300mに満たず、ひと登りで山地に達することが出来る。日差しは暖かかったが風は冷たかった。

   
倉骨峠             自然歩道分岐

   
展望ベンチ              倶留尊山1037.3m

相変わらず山頂は展望がいい。解いてもこちらは雄山で山頂は南の方のピークだ。標高はこちらの方が高い。以前からそうだが、三角点のある方が山頂になっているらしい。こちらも登山者で賑わっていた。東へ降りて東海自然歩道と合流した。

   
大洞山山頂 984.8m           尼ケ岳 957.4m

   
山頂の自然歩道分岐           自然歩道の東屋

自然歩道の石畳の道が雰囲気がよくて好きだ。何より花が多い。ヤマネコノメソウ、コガネネコノメソウ、シロガネネコノメソウ、イチリンソウ(まだ咲いていない)、バイケイソウ、ヒメエンゴサク、ミヤマカタバミ、エイザンスミレなどが見られた。写真を撮っていると山野草と山歩きが好きな方とお会いできた。イチリンソウがたくさん咲くそうだ。シロバナネコノメソウを見つけたので写真を撮っていると隣に、トウゴクサバノオを見つけた。幸運だ。樹木にもプレートがつけられていて、葉や花が出ないうちは樹皮からの判断になるのでわかりやすくなった。種類も多く、豊かな落葉樹林だとわかる。花がきれいな木も多いので季節を変えて歩くのもおもしろそうだ。

    
石畳の東海自然歩道

自然歩道の樹木】 ケヤキ、コナラ、カナクギノキ、イヌシデ、クマシデ、タニウツギ、バイアウツギ、ヤマザクラ、シロモジ、クロモジ、イヌガヤ、ヤマトアオダモ、ウラジロノキ、コハウチワカエデ、イタヤカエデ、アサノハカエデ、リョウブなど。


|  ぺージ1  |  ページ2  |

現在の閲覧数 

2014-4-12 Copyright (C) 2014 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home