第1スラブ　熊野スラブで最大がこの第1スラブ。長さはだいたい、３０ｍが４ピッチのボリューム。ルートは概ね人工の１本を含めると9本。左から順に、

大吟醸(5.10c)、スーパーダイレクト(5.10d)、人工、ダイレクトスタート(5.10c)、新宮ダイレクト(5.10a)、左上ルート(5.9)、右ダイレクトルート(5.10a)、いのししこけたダイレクト(5.10a)、2001年ダイレクト(5.10c)

1ピッチ目　１ピッチ目は行けそうな所にハンガーを見付けたので、無名ルートで離陸した。最初から名なりのランナウトでリードのsskさんは緊張。木の枝に支点をとるなど苦肉の策。１ピントとって「ほっと一息」。

２ピッチ目(新宮ダイレクト5.10a)　２ピッチ目はどうやら「新宮ダイレクト」らしい。フレークを越えてその先のハングというより「膨らみ」が核心か。右から越えるか左からか、など考えながら進んだが結局、小さなカチがあり自然と直上できた。膨らみの上で先を行くうさぎが落下しぶつかってきた。あやうくテンションになりかけたが、何とか踏みとどまった。露出感、高度感ともにすばらしく、クライミングの醍醐味を存分に味わえるところでしょう。

　　　　　
たぶん新宮ルートのビレイ点だと思う

フレークを越えて核心の膨らみへ、立ち木のあるところが中央ダイレクト２ピッチ目終了点

　　　　　
フレークを越えて　　　　　　　　　膨らみを越えて

　　　
もう少しで２ピッチ目終了点

　　　
順調にフレークを越えるうさぎ

　　　
ハングの膨らみを越えたと思ったら落ちてきて激突、

３ピッチ目３０ｍ５．１０ａ？　３ピッチ目は前回と同じ中央ダイレクトの３ピッチ目。ここは出だしから数mが核心、後は徐々に傾斜が緩んでくる。と同時に気持ちにもゆとりが出てきて、ロケーションのすばらしさを感じられるようになってくる。熊野スラブを存分に楽しもう。

　　　
３ピッチ目

３ピッチ目

３ピッチ目終了点から撮影

　　　
熊野灘方面　　　　　　　　　　　すばらしいロケーション

　　　
空に向かってどこまでも登っていく感じ

４ピッチ目３０ｍ　かなり傾斜が緩みほとんど歩きだが、ピンがまったくなく、完全ランナウト。最後まで楽しませてくれる。終了点はあるが、烏帽子岩まで行くなら樹林帯まで進んでビレイした方がいいだろう。

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４ピッチ目　　　　　　　　　　　３ピッチ目の終了点

　　　
最終ピッチの終了点　　　　　　　　　　　新鹿

　　　
ガッツポーズ　　　　　　　　　　烏帽子岩からの展望

鬼ヶ城の桜

　　　
七里御浜　　　　　　　　　　　　大蛇峰

登山口の工事は終わっていた

獅子岩