■屏風岩@三ツ峠(山梨) |
レポート No.733 |
5月10日 鈴鹿(20:30)〜湾岸〜新東名〜清水PAで車中泊(0:30)
5月11日 清水PA(5:00)〜(6:45)三ツ峠P(7:25)〜四季楽園(8:30)〜(9:00)富士見荘でインドア(14:30)〜四季楽園 5月12日 (9:10)逆V字ハング(12:10)〜(12:40)巨人ルート(15:45)〜三ツ峠山(15:50)〜四季楽園(16:30)〜P(17:10)〜鈴鹿(22:10) |
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プロローグ 夏のアルパインクライミングに向けてタクさんのプログラムに従い訓練を積んでいる。そこで今回は、三ツ峠の屏風岩で人工登攀の仕上げ。仕上げ言ってもも終わりではなく始まりで、これから積む経験で力をつけたい。とりあえず本ちゃんに向けた技術的なレベルはどんなものかが経験できたということだ。今回の日程で初日が雨の予報だったが、二日目が曇り時々晴れ。さてどうするか、延期にしても今後の日程のやりくりが難しい。そこで初日が雨なら人工登攀でもととりあえず出かけることにした。 アプローチ 前夜に出発し新東名の清水PAで車泊した。新しいPAは施設がいい。コンビニや専門店が入っていて、PAだけでも楽しめる。タクさんたちは横浜からなので吉田の道の駅で車泊したとのこと。しかし睡眠時間は4時間ほどなので全夜車泊はきついことはきつい。清水から三ツ峠までは1時間半ほどの距離で、朝5時に出れば約束の7時に到着できる。予定通り国道139号線で富士山の西側を通り河口湖へ抜け、三つ峠まで上がった。 予定通り7時に合流。タクさんたちは、コバちゃんと本間さんの3人。本間さんは二週続きのお付き合ということに。コバちゃんとは約1年ぶり(昨年の大同心)の再会。今回は2人と3人のパーティーなので、ダブルロープが4本必要。装備を確認しザックに詰め込む。ロープは本間さんが2本、私が2本持つことになった。ザックの中はほとんどが登攀具なのでずっしりと重い。しかし夏のアルパインにはこれにテント装備や食料が加わるのでもっと重くなるはずだ。昨年は二回ほど来ているので道はよくわかっている。軽快に歩き始めたものの湿度が高いのですぐに汗ばんできた。いつでも雨が降り出しそうな空模様だ。案の定、小屋に到着したと同時に雨が降り出してきた。意気消沈していたら室内に行こうということに。お隣の富士見荘には室内練習場があるみたいだ。これで天気が悪いのにやってきた意味が理解できた。 富士見荘の室内練習場 まずは人工登攀の練習。外岩のような緊張感はないが、基本事項をゆっくりと確認できた。最初は我々だけだったがどんどん人が増えて狭い練習場が満員になった。 ビレイの練習 うさぎの課題は、登攀もさることながら、ビレイの徹底練習。先週の小川山で私の墜落のときのビレイが甘かった。本間さんが機転を利かしロープを握ったからいいものの、うさぎだけなら止められなかった可能性があるからだ。ロープの出し入れと、実際に墜落したときの衝撃の程度を何度も練習した。私よりも身体がかなり小さいので、衝撃でとばされるので、どのようにビレイするかを何度もチェックした。 レスキューの復習は、仮固定と荷重移動、それから自己脱出の登り返しを練習した。午後になり練習場が混んできたので3時前に切り上げて四季楽園に戻ってくつろぐことにした。外は本降りだが、小屋の中は暖かい。ビールを飲みながら山談義に花が咲いた。小屋の小学一年生になる若女将が愛想がよく、お客さんを部屋に案内したり、話し相手になってくれたり、校歌を歌ってくれたり、じゃんけんをしたりと、ずいぶん接待をしてくれた。豪勢な夕食に舌鼓をうち、お腹いっぱいになって7時に布団に入った。ぐっすりと10時間も寝てしまった。
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2013-5-13Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |