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■屏風岩@三ツ峠(山梨)
夏の本ちゃんルートに向けて、人工登攀の練習

レポート No.733
日時:2013年5月11日12日 
参加者:タクさん、本間さん、コバちゃん、隊長、うさぎ

5月10日 鈴鹿(20:30)〜湾岸〜新東名〜清水PAで車中泊(0:30)
5月11日 清水PA(5:00)〜(6:45)三ツ峠P(7:25)〜四季楽園(8:30)〜(9:00)富士見荘でインドア(14:30)〜四季楽園
5月12日 (9:10)逆V字ハング(12:10)〜(12:40)巨人ルート(15:45)〜三ツ峠山(15:50)〜四季楽園(16:30)〜P(17:10)〜鈴鹿(22:10)

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二日目(5月12日)の朝 雨が上がりいい天気になった。5時に目が覚めたので外に出て富士山の風景を楽しんで過ごし、7時に朝食を済ませ岩場に向かった。さて今日は課題がいくつかあるがどれだけできるか。逆V字ハング、巨人ルート、直登カンテ、ゼストグラディストなど、いずれも人工ルート。ここがリードできると卒業だそうで、本ちゃんルートへの挑戦がかなう。 壁はしっかりと濡れているが、人工なので問題ない。しかし、部分的にフリーがあるので、やはり壁は乾いていたい方がいい。


富士山

  
南アルプス              富士山


屏風岩

  
唐松の芽吹き          富士山

  
一晩お世話になった四季楽園     コミネサクラと富士


四季楽園


南アルプス全容

逆V字ハングと直登カンテ 逆V字ハングはわれわれ3人(タクさん、うさぎ、隊長)パーティー、直登カンテは本間さん、コバちゃんペアで登った。


逆V字ハング取り付き

逆V字ハングだが、昨年末にハング下までで時間切れだった。今回は朝一発目なので時間がたっぷりとある。壁は昨日からの雨でしっかりとぬれているが、アブミを使った人工登攀で、フリーの部分はW級程度なので問題ない。ここは通常、1ピッチ目(W+A1)、2ピッチ目(W+A1)、3ピッチ目(V+A1 80m)だが、2ピッチ目をハングの下で切り、2ピッチまでを3ピッチで登った。核心は、離陸と2ピッチ目でピンの遠いところとハングの出口の3カ所だったと思う。


逆V字ハング核心部分

   
まずは離陸が核心

逆V時ハング1ピッチ目 朝一番の1ピッチ目は体が冷えていてぎこちない。いきなりのハングの核心に最初から力が入った。アブミ2本で立ちこむと比較的安定する。立ちこんでフィフィをかけてレスト。まだまだ先は長い。先週の墜落で慎重になっているが、下でビレイするうさぎも、タクさんに教えてもらって少し上達した。2、3ピンとると少しリズムに乗ってきた。ここは問題なし。お隣の直登カンテをリードする本間さんも自己コーティングしながら快調だ。

    
1ピッチ目のリード

    

     
お隣の本間さん、直登カンテ

     
直登カンテをリードする本間さん


1ピッチ目のリード、ボルトのないところはスリンクが下がっていた


富士山がきれいだ、何度も振り返る

  
1ピッチ目セカンドのうさぎ、2ピッチ目の終了点から撮影

逆V字ハング2ピッチ目 2ピッチ目は1カ所ボルトの遠いところがあり、アブミの一番上に立たなければならない。バランスを崩すと逆さまに墜落。アブミを二つ使っても見たが、かえって不安定だった。前回は一発でムーブが決まったが今夏は慎重になっている。細かいホールドを拾い、岩と正対せずに片足に全体重をかけて立ちこむと安定した。次のボルトばかり見ていると、スタンスやホールドを見落としてしまう。


核心部分が近づいてきた

  
2ピッチ目の登攀

    
お隣の本間さんもがんばっている


まだあと半分がんばれ、絵になっている、2ピッチ目の終了点から撮影


最終ピッチで懸垂準備

  

3ピッチ目 このピッチはハングを乗り越すピッチで、もっともダイナミックで面白いところだ。見た目ほど厳しくはないが、やはりここもハングからの出口が課題。高度感は抜群だが、下を見るゆとりがない。

    
ハングの登攀


ハングの登攀

    
うさぎの3ピッチ目

うさぎもやはりハングの出口が鬼門だった。片足がアブミ、もう片足が岩の細かいスタンスを拾ったのが敗因で、足を滑らせ真っ逆さまに墜落。セカンドなので落下距離は僅かだが、後続のタクさんにひっくり返してもらったようだ。


ハングの出口のさしかかったうさぎ

  
ハングの出口          後続のタクさん


やれやれ


眼下には都留の町並み

終了点からの空中懸垂 ガスがはれると登山道をいく登山者が真下によく見えていた。高度感は抜群だった。


蜘蛛のように降りてくる空中懸垂は、エレベーターに乗っているようで快適だ。


  
うさぎの懸垂            タクさんの懸垂


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