小同心クラック@八ヶ岳 2012年6月23日・24日 ホーム |
■小同心クラック@八ヶ岳 2012年6月23日24日 No.678 とっちゃん、隊長、うさぎ | ページ1 | ページ2 | 2ピッチ目は35mだが、途中でピッチを切ることができる。ロープの流れが悪くなるので切った方がいいだろう。出だしは、テラスの上のかぶった岩を左から巻き,途中でチムニーに戻ったが、ロープの流れが悪かった。チムニーは1ピッチ目よりも傾斜があり,なるべく外側のスタンスを拾いながらのステミングで登る。体の小さいウサギは,どうしても入り込みすぎてしまい,チムニーの上部でちょっと戸惑っていたようだった。
3ピッチ目(10m U〜V)は短いピッチで,緩いフェースと浅い凹角を登り,あっという間に小同心の頭に到着した。 さて、小同心の頭と横岳直下までは花の宝庫。ツクモグサ、チョウノスケソウ、ウルップソウ、ハクサンイチゲ、イワウメ、ミヤマシオガマ、チシマアマナ、キバナシャクナゲなどの花が見られ、写真撮影に興じた。 横岳 最後は横岳西側の斜面で2〜3級程度。念のためにコンテで登り、横岳の山頂に到着した。展望を楽しみながらパンをかじり昼食とした。同時に登ってきた、うさぎと意気投合したベテラン熟年のご夫婦と一緒に記念撮影。親しみを感じるご夫婦で、どこかで見たことがありそうで、話をしているうちに「錫丈岳左方カンテ」のDVDにいきついた。どこかで見たような記憶が残っているのはこのDVDにキャストとして出演して見えたからだ。メールアドレスを聞き、一足先に山頂を後にした。 大同心ルンゼ さて帰路だが、とっちゃんの要望で地蔵尾根経由で下山予定していた。しかし、待ち時間2時間が行程を遅らせていたので、ベテランご夫婦の推薦の大同心ルンゼで下ることにした。横岳から赤岳鉱泉にまっすぐ下るので時間短縮になる。ただしここは、バリエーションルートで何箇所か危険なクライムダウンがあった。登りに使うには確保の必要はないが、やはり下りは慎重にいきたいので、一か所、懸垂下降した。わずかな時間で大同心の基部に降り立つことができ、登りに使ったルートで赤岳鉱泉まで降りた。時計を見ると13時20分だった。 昼食は小屋のラーメンをとっちゃんに御馳走になった。テントを撤収しパッキング。7時間の行動で足が重くなっているせいか、ザックがやけに重く感じた。まずは林道終点を目指して登山道を下る。よく整備された登山道では、キバナノコマノツメ、コミヤマカタバミ、シロバナヘビイチゴが花盛りだった。林道へ出てもまだまだ美農戸までは距離があるが、徐々に下っているのでありがたい。美農戸で赤岳山荘のソフトクリームでおいしいエネルギー補給。最後の40分の林道歩きに備えた。 美農戸口に到着したのは16時30分。中央高速は駒ヶ根で少し工事渋滞があったが順調に流れ、途中、恵那SAで夕食をとった。自宅着は21時になった。見出しの通り、クライミングと花見との2兎を追う充実した山行となった。完 | ページ1 | ページ2 | |
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