愛知川@鈴鹿山系(滋賀) 2012年5月19日 ホーム |
■愛知川(鈴鹿山系)2012年5月19日 No.671 隊長、うさぎ 少し歩くと汗ばむ季節になってきた。朝明の駐車場は満車だ。午後からの登山と言うことですでに、早出の人たちが帰ってくる時間になっている。根の平峠への林道を入っていくと、数組のグループと行き交う。こんな時間から登るのかと、怪訝そうな顔をしているが、いちいち説明するのも面倒だ。山慣れた人たちはやはりヤマシャクヤク狙いのようで、話を聞くと、どうも時季を逸している情報が入ってくる。しかし、何とかなるだろうと高をくくって前進あるのみ。今日はヤマシャクヤクだけが目的の登山だから。 谷を渡るといつもの所にサラサドウダンが、枝もたわらに花をつけていた。足下にはイワカガミも良く咲いている。2月中旬から不明者捜索のため、厳しい登山ばかりが続いていて、心にもゆとりがなくなっていたが、花を見ていると自然と心が和んでくる。花がやさしく目に映るのは気のせいだろうか。 一気に登ってきたので身体が汗ばんでいる。風に吹かれて身体を冷やしがてら、無線のスイッチを入れた。運良くCQが入ってきた。弥富の局とつながった。レポート59をいただいた。ハンディー無線機の出力を1ワットに絞っていたが、見通しで良く飛んでいる。今日はここに来るまでのモービルでも、乗鞍山頂からのCQをワッチできた。山岳の無線も楽しそうだ。 さて、時間がないのでのんびりともしていられない。とりあえず愛知川まで降りないといけない。サワグルミの大木が見られ始めるあたりが花のポイントだ。例年並みに株は出ているが、本と度が花を落としていた。時季を逸したようだ。昨年は確か5月14日だった。昨年より5日遅れたが、今年は寒冷だったので、花の時期は後に少しずれているのではという予測が外れた。らいむさんから先週、霊山のヤマシャク情報をもらったが、やはり先週が見頃だったようだ。しかし、ヤマシャクだけが目当てできたのだから、意地でも花を探すことに。そして、やっと4株見つけた。 これで帰れる。 今年もまたヤマシャクヤクを見ることができた。鈴鹿の花もいよいよ終盤だ。帰りに小さなサワギキョウの花を戯れ帰路についた。 |
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