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鈴鹿ミニ縦走御在所岳周辺(鈴鹿) 2012年5月5,6日   ホーム

 

鈴鹿ミニ縦走(鈴鹿)2012年5月5日、6日 No.668 うっちー、シュー君、隊長、うさぎ
〜半年ぶりにテントを担いで、鎌ケ岳、御在所岳、国見岳、水晶岳、金山、ハト峰を巡った〜
1日目 御在所岳ロープウェイ駅(8:08)〜三ツ口谷登山口(9:11)〜三ツ口尾根〜峠道出合(10:41)〜(11:25)鎌ヶ岳(11:30)〜武平峠(12:12)〜御在所岳三角点(13:30)〜(13:50)レストランアゼリア(14:10)〜国見峠(14:30)〜国見岳(14:30)〜キノコ岩(16:00)〜ブナ清水(16:35)歩行距離11.5km 累積標高+1500m
2日目 ブナ清水(6:05)〜根の平峠(6:42)〜(7:15)水晶岳(7:25)〜中峠(7:50)〜金山(8:30)〜(9:14)ハト峰(9:24)〜朝明駐車場(10:25) 歩行距離6.5km累積標高+490m
鈴鹿縦走の取材が入ったので、テントを担いでミニ縦走。初日は好天に恵まれたが、二日目は天候が不安定になり、さっさと取材を済ませ、ハト峰から逃げ帰った。

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GWとなるとアルプス遠征など、いろいろと色気が出てくるが、今年は捜索活動に心が疲れ、意欲的な計画が思いつかなかった。鈴鹿の盟主はやはり、御在所岳だろう。ロープウェイ、レストラン、リフトなどの施設を見るといささか興ざめしそうだが、それでも山としての魅力は失われていない。御在所岳はこの時期、アカヤシオの花が咲く季節であり、自宅からのアプローチも良く時間を有効に使えるなど、魅力的な山域だ。この山域は日帰りが普通だが、1泊2日にすると山行のグレードをワンランク引き上げることができる。

   
山麓から見る御在所岳        三ツ口谷堰堤

当初の計画では朝明からの入山を考え、2日目の御在所岳、鎌ケ岳に重きを置いていたが、二日目が下り坂の予報が出たので急遽、1日目に御在所岳、鎌ケ岳を回し、湯の山温泉からの入山となった。1台を朝明の駐車場に駐車(500円)し湯の山に向かった。連休なのでスカイラインの路肩駐車は無理と判断し、有料駐車場(1日800円)を使った。いずれにしろ早出が必要で、9時を過ぎると駐車待ちの車で渋滞になる。

  
登山口の路上            三ツ口谷堰堤

  
三ツ口尾根にて

さて、鎌が岳への登路はいくつもあるが、今回は、山容の撮影がしたかったので、三つ口尾根を選んだ。あまり使われないコースだが展望がいい。温泉街を抜け、途中で中道登山道を分岐し、武平峠を目指してスカイラインに沿って登って行く。堰堤の上が三つ口登山口となる。一般的には三つ口谷がルートになっているが、尾根ルートも昔からあった。観光協会の設置した道標には難路と書かれている。たしかに尾根の末端は急登が続き、しかも痩せているので、下りに使うには注意が必要だ。


鎌ヶ岳

一気に高度があがり、岩場に出ると展望が開け、気分が高揚する。登山の醍醐味が凝縮されたような尾根だ。アカヤシオを目当てに登ってきたが、今年はどうも裏年のようで、花をつけた木が極端に少ない。残念だ。シロヤシオも多い尾根だが今年は、花芽がほとんど見られなかった。筋手今年はツツジ科が駄目な年らしい。

  
峠道                鎌尾根

ぐいぐい高度を上げて峠道出合へ。午前中はまだまだ体がフレッシュなので、テント装備を入れた重いザックもあまり気にならない。ザックをデポし山頂を往復した。ザックをおろすと体が急に軽くなり、すいすいと登れる。

武平峠からの登山者も多く、鎌が岳の狭い山頂は盛況だった。一通り撮影を済ませ山頂を後にした。稜線はまだ芽吹きの前で、茶褐色の山肌をしているが、あと2週間もすると緑のまぶしい季節になる。ちょうどシロヤシオの花が咲くころだ。

    
鎌ヶ岳山頂にて          山頂からの下り

  
ミツバツツジは良く咲いていた


御在所への登り

  
紺碧の青空に向かって登る        タテヤマリンドウが花盛り

40分で武平峠まで降り、さてここからの登り返しが辛い。アルプスでいえば、常念小屋から常念岳といったところか。標高差が300mはあるだろう。午後になりザックが重く感じるようになってきた。撮影しながらマイペースで登っていると、捜索活動で毎週顔を合わせていたHさんと行き交った。捜索時とは違いさわやかにあいさつを交わした。途中で軽く昼食を摂る。南斜面なので日差しきつく感じる。汗を流しながら登りやっと公園の遊歩道に到着。三角点を踏んで朝暘台へ向った。レストランアゼリアに入り休憩。アルプスでいえば山小屋だ。生ビールとカレーうどんを注文する。実にうまい。喉を潤し食を満たす。


国見から御在所の展望


藤内壁、今年もお世話になりそうだ

      
石門で遊ぶ

  


国見岳山頂からの展望


釈迦ヶ岳


国見尾根

  
国見岳山頂からの展望         国見尾根の天狗岩

さて、国見の取材があるので、あまりのんびりともしていられない。国見峠までくだり、わずかだが登り返しがある。ビールが入ったので足が重かった。岩場から見る藤内壁は壮観だ。前尾根が賑わっているようで14時を過ぎているが、P4からP2あたりまでつながっていた。国見岳では、石門と山頂を撮影し、ヤシオ尾根まで下りキノコ岩へ。ここまでくればブナ清水はすぐそこだ。数年前まではコンパスと地形図がいけないところだったが、今は、観光協会の立派な道標が設置され、踏み跡もしっかりとしている。国定公園なので、道標の設置の許可をとったようで、許可された文書が掲示されていた。


キノコ岩にて

  
ブナ清水へ下る


ブナ清水

ヤシオ尾根の出合いから10分ほど下るとブナ清水へ到着。先客の若いカップルがテントを張っていた。我々は邪魔をするといけないので少し離れたところに設置。

  
ブナの巨木とテント

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