2011年12月24日 舟石クライミング(熊野@三重県) ホーム |
■大蛇峰舟石でクライミング(熊野)2011年12月24日 No.639 隊長、うさぎ
| ページ1 | ページ2 | さて熊野遠征二日目は舟石のクライミングを予定した。近くに住み、毎日通勤で登山口を見ていたが、クライミングの機会はなかった。もちろんハイキングのように気楽に出かけられず、技術、体力、パートナーなどの諸条件が整わないとできない。今回は大蛇峰のルートチェックも兼ねようと甘い考えでいたが、クライミングに全勢力を使い果たし、ルートチェックどころではなかった。 さて舟石だが、七里御浜からもよく見える岩場で、舟の目印になったことに因んだつけられた名前らしい。近くからだと国道から見上げることができ、毎日のようにこの岩場を見上げ、いつかは登ってみたいと思いつつ、通勤していたことを思い出す。なので、単なるクライミング対象以上の思い入れがあった。 大蛇峰舟石 まず舟石の概要だが、岳人2003年7月号に詳しい。月並みだが、山のガイド杉野氏のグランドアップにより開拓されたものだ。第1スラブ100m、第2スラブ50m、第3スラブ50mから構成されている、ブッシュのない広大なスラブからなっている。 基部は樹林に遮られ展望はないが、1ピッチの終了天まで上がると、一気の熊野灘の展望は開ける。岩場が南向きになるので冬でも暖かく、防寒のためにカッパを着込んで登ったら喉がからからになった。気にあるのは難易度だが、第2スラブの中央ダイレクト2ピッチ45mが5.10b、第1スラブの中央ダイレクトが4ピッチ100m5.10bとなっている。国道から見上げる舟石は、見上げている関係で傾斜が緩く見えているが、実際に取り付きから見上げるとかなりの傾斜があり、威圧感を感じる。 第2スラブ さて登付いたところは第2スラブの中央だった。2ヶ月も岩から遠ざかっているので、まずはここで少し岩に慣れることにした。といっても、いきなり5.10bから始まり、しかもリードだ。これをフリーで登る技術も経験も体力もないので、最初からA0はOKとした。この中央ダイレクトはペツルのボルトがしかりとしているので、ムーブが不安なところはA0で乗り切る。ハングの手前でロープを掛けロワーダウンし、トップロープで練習をすることにした。うさぎが練習した後、ヌンチャクの回収だしたかったので、巻きで終了点まで上がってみる。もう少しここで粘り終了点まで行きたかったが、第1スラブがメインなのでこのへんで切り上げた。しかし思った以上に時間と筋力を使ってしまったのが最後まで影響した。| ページ1 | ページ2 | |
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