2011年9月10日19日 稲子岳(八ヶ岳) ホーム |
■稲子岳南壁左方カンテ@八ヶ岳連峰 2011年9月19日 No.625 隊長、うさぎ | ページ1 | ページ2 |
4ピッチ目 さてこのピッチは終了点まで見上げることができる爽快な45m以上ある長いピッチ。まずはガレた斜面からリッジを登り小テラスへ,そして最後の垂壁が核心で,ここでグレードが?に上がる。長いピッチになり,最後はロープの引き上げに難儀した。先ほどのピッチをもう少し延ばしておけばよかったと反省。核心部の最後の垂壁だが,ハーケンからスリンクがぶら下がっていてA0もできるが,よく見るとスタンスもホールドもしっかりとしたものがあり,気持ち良く快適に越えられる。ここまで来ると山頂が見えてきて,歩いてでもいけそうなので,ロープを解いてしまったが,よく見るともう1ピッチ残っていた。
5ピッチ目 もう一度ロープを結び直し,20mにも満たない短い最後のピッチで締めくくった。このピッチはクラックを利用したピッチで,傾斜はきつそうだがクラックに沿って登ると容易だった。 まとめ 全ピッチがV〜Wということで物足りなさは感じるが,なんといっても標高2400mの岩壁を,終始青空に向かって登ることができ,高度感もあり,また展望もよく快適なクライミングになった。終了点で装備を解除し,昼食休憩にしてくつろいだ。正面には天狗岳,左手には硫黄岳が見えていた。硫黄岳には何度も登っているが,山梨側から見るのは初めてで,火口の痕跡を示す地形が興味深かった。 帰路 さて,帰路はいろいろとルートが選択できる。とりわけ欲張りなのは,天狗岳の山頂を踏んで夏沢峠経由でみどり池に戻るコースだが,今回はクライミングが目的に山行だったので,天狗岳登頂には気乗りせず,来た道を変えることにした。
途中小休止を挟み,1時間で駐車地に戻り,帰路についた。少し時間にゆとりがあったので,八峰の湯に立ち寄り汗を流し,天丼とざるそばを注文した。湯も良く,食事もおいしかったが,帰路の中央高速が渋滞し帰宅が遅くなってしまった。 完 | ページ1 | ページ2 | |
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