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2010年2月13日 入道ガ岳(鈴鹿)

 

孫太尾根(鈴鹿) 2010年2月21日 No.533 隊長
〜孫太尾根から治田峠へ、花は少なし〜
新町配水池(8:34)〜P387神武祠(8:56)〜丸山(9:55)〜P834草木(10:44)〜(11:25)P965多志田山(11:55)〜蛇谷分岐(12:21)〜P845迷尾根(12:45)〜P771(13:03)〜治田峠(13:18)〜中尾地蔵〜日丘稲荷(14:14)〜休みコバ(14:26)〜キャンピングパーク(15:03)〜新町配水池(15:28)
花見が目的で孫太尾根を歩いたが、花の少なさに愕然。まだ時期が早いのかもしれないが。しかし好天に恵まれ、青空のキャンバスに藤原岳、御池岳、銚子岳、静ガ岳、竜ガ岳の雄姿を満喫した。青川渓谷は復旧作業が進んでいて、工事車両は休みコバまで入ることができるようだ。渓流は土石に埋まりなくなったが、広々とした河原歩きも悪くはない。

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アプローチ 今回は孫太尾根から県境縦走で周回コースをとる予定だったので、駐車地は、キャンピングパークでもよかったが、いつもの習慣で配水池まで車を進めた。孫太尾根に取り付くには林道からのアプローチもあるが、ネットで見てみると配水池からの方が多いようだ。天気もよく登山日和だが、駐車地は空きだった。早速準備を済ませ歩き出す。

 
墓地の奥になる配水池       尾根から見下ろすキャンプ場の施設

孫太尾根 杉林に入り青川の左岸岸壁まで進むと尾根コースとなる。孫太尾根は鈴鹿でも屈指の長い尾根である。尾根からは、青川キャンピングパーツの施設が俯瞰できる。ここからは15分ほどだが急斜面の登りとなり、標高点387まで続く。ここは神武祠があった所だそうだが、今は、私設の標識が木にかけられているだけだ。鈴鹿の山と谷で調べてもいわれはわからない。おそらく鉱山関係のもので、勇猛で景気のよい神武天皇にあやかりたいからと推測している。さてここで一旦傾斜が緩むがやがて、石灰岩の転がる灌木帯に入っていく。何年か前はコクサギのブッシュになっていて、非常に歩きにくかったところだ。展望もよく、青川を挟んで、長大な遠足尾根や銚子岳と静ガ岳のよく見えている。

  
左:神武祠  右:石灰岩がころがる灌木帯

  
左:静ガ岳と銚子岳          右:多度山系

 
ケヤキ

丸山 丸山までは、ヤブサンザシ、メギ、コクサギ、オニシバリなどの灌木、シキミ、ヤブツバキ、サカキ、ケヤキなどの多い尾根が続く。丸山手前で石灰岩の急斜面となる。セツブンソウや福寿草を探したが、まだ時期が早いようで、福寿草が1輪、花を開いていただけだった。ミスミソウも葉を出していたので、今年も花を開いてくれるだろう。丸山はC650mの山だ。これを過ぎると大きなモミの木があり、更に進むとコバになっていて、東に降りる尾根が分岐している。「ツヅラ尾」というらしい。以前、下山時に誤ってこの尾を少し降りてしまったことを思い出した。丸山を過ぎると残雪があった。


丸山付近の福寿草

 
ミスミソウの葉          ユズリハ

 
尾根道             モミの大木

丸山を過ぎると積雪があった。足跡から判断すると先行者が一人いるようだ。先の方を見ると単独者が下山してくるようだ。尾根を降りてきたので行き交うことはなかった。この先で足跡が消えていたので、おそらく途中で引き返してきたようだ。きっと、花が目的だったのだろう。


丸山を過ぎると積雪が

草木 緩やかに高度を上げていくと丸山から約50分で草木に到着した。標高点834の独標は「草木」(くさき)と呼ばれている。露出した石灰岩で歩きにくい。樹間からは残雪の藤原岳がよく見えた。


御池岳


静ガ岳と銚子岳


竜ガ岳の遠足尾根


藤原岳


銚子岳

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