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2007年10月21日 御嶽山

 

御嶽山(黒沢道)2007年10月21日 No.426 じんじんさん、隊長
〜紅葉を期待したが、季節すでに冬になっていた〜 Photo Album
10月20日 自宅(19:00)〜東海環状〜土岐〜中津川〜中ノ湯(黒沢口6合目)(22:30)
10月21日 黒沢口6合目(6:00)〜8合目女人堂(7:40)〜三の池避難小屋(9:40)〜摩利支天乗越(11:10)〜二の池新館で昼食(11:55)〜二の池で撮影(12:30)〜剣ケ峰3067m(13:15)〜横手道十字路〜8合目女人堂(14:50)〜黒沢口6合目(16:10) *コースタイムは、撮影と小休止等を含みます
 【カメラα100レンズvario sonnar DT16-80mm】

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 土曜日から天気が回復するものの、日本海側の天候はあまり良くないようだ。低気圧の通過に伴い、日本列島に冷気が入ってくるので、高山での天候は厳しくなることが予測できる。昨年は10月の初めにダブルの低気圧通過度に一時的に冬型となり、アルプスで遭難が相次いだことが思い出される。今週末は南アルプスの聖岳を予定していたが、まだ紅葉が残っているとのことで、涸沢あたりに予定を変更しようと思ったが、都合がつかずに日帰りでいいところを探すことになった。白山の釈迦も候補に挙がったが、日本海側の天候が回復しないようなので、これも却下。迷いに迷って、御嶽山に落ち着いた。

 
黒沢口コース6合目 中の湯の駐車場      少し参道にはいると休憩小屋がある

 紅葉のいいコースは黒沢口登山コースらしいので、前日に黒沢口6合目(中の湯)まで車で入り前夜者泊となった。湾岸川越から東海環状、中央高速と快調に走り、中津川で高速を降りる。国道19号線を北上し木曽福島から県道で中の湯まで上がる。駐車場は三か所に分かれており、一番上の駐車場まであがる。シーズンには多くの車で溢れるそうだが、この日は数台の車があるのみ。車の脇でテント泊している人もいた。窓の外を覗くと満天の星が輝いていた。車が暖まっているので寒さは感じないが、室外の温度は0度となっている。紙パックの日本酒を飲んで温まり、毛布をかぶって横になる。途中、寒さで目が覚める。窓ガラスについた水蒸気が凍りついている。シュラフに入り毛布にくるまると暖かくなってきた。

 

 
七合目御岳ロープウェイ分岐           登山道脇のつらら


 眼がさめると5時半だった。エンジンで車を暖め、調理パンを朝食とした。道に駅で仮眠していたじんじんさんが到着したようなので、準備をして外へ出た。それほど風もなく、雲ひとつない好天だ。ほかの登山者も出発の準備にかかっている。日帰り山行なので荷が軽く足が軽い。登山道というよりも遊歩道のようだ。昨日の強風でナナカマドやダケカンバの葉が散り、登山道を覆っている。特大の霜柱がもっこりと表土を持ち上げていた。

 
昨日の強風で葉は全て落ちていた

 
八合目女人堂


8合目から山上を見上げる 

 ロープウェイの分岐のある7合目までくると体が暖かくなってきた。温度を調整し8合目を目指す。シラビソの樹林が薄くなりハイマツ帯に入るころに、8合目に到着する。大きな休憩小屋があるが、戸はしめられたままだ。木の椅子に腰を下ろし休憩をする。雪をかぶった乗鞍や北アルプスが一望できる。ナナカマドの葉はすべて落ちていて、赤い実が目立っている。黒沢口コースはこのまままっすぐに登っていくが、三の池や摩利支天を経由すなら、トラバース道を選択することになる。


三の池方面を見上げる


ハイマツ帯を縫うトラバース道

 このあたりから積雪があったので、足跡から先行者がいることがわかった。私たち二人と同じくして単独男性も出発する。先週のリベンジでこの御岳山の同じコースを再訪したようだ。聞くところによると先週は、カメラの故障で画像がすべてダメになったようだ。しかしこの1週間で山は秋から冬へと様変わり。一眼レフの被写体は、紅葉から初冠雪へと変わった。


谷筋のダケカンバは全て落葉

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