2007年6月23日 硫黄岳、横岳(南アルプス) |
■硫黄岳、横岳(南八ヶ岳)2007年6月23日 No.413 隊長、うさぎ しばらく展望を楽しみ、硫黄山荘のある鞍部まで下る。チシマアマナを探しながら歩くが、残念ながら見つけることができなかった。花で目につくのは、イワウメがほとんで、他の花はまだ開いていない。しかしウルップソウもコマクサも、少し花芽が膨らみだしている。 硫黄小屋でひと息入れる。日当たりのいい花道を少し歩いてみるが、ハクサンイチゲもやっと花が開き始めたところだった。キバナシャクナゲはこの小屋から横岳の稜線にかけてが多いので、そちらに気が移る。 やはりキバナシャクナゲに関しては期待を裏切らなかったようだ。少しつぼみが見られるが、花が見頃を迎えていた。いい構図で撮れるところを探しながら歩く。この区間はチョウノスケソウも見られるが、やっと花が開きだしたところで、絵にするにはもう少し時間がかかりそうだ。砂礫地ではコマクサが一斉に葉を出し始めていた。
稜線に上がると、富士山が目に飛び込んできた。見事な逆三角形だ。右手には北岳が見え、日本一と二の高峰を同時に見ることができた。そしていよいよツクモグサの自生地へ。すると「おーーい、隊長ーーー」と明るく弾んだ声が聞こえる。「誰だーー」。確か昨年も同じ時期に入山していてニアミスだったが、今年は遭遇してしまった。遠くの山で、知っている人と出あうのは嬉しいことで、山歩きの楽しさでもある。 ツクモグサも期待どおりの開花で、この狭い範囲でよく自生しているなと感心させられる。保護ためにロープが張られているので、撮影は自由にできないが、見ることができて満足だ。
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