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2007年6月23日 硫黄岳、横岳(南アルプス)

 

硫黄岳、横岳(南八ヶ岳)2007年6月23日 No.413 隊長、うさぎ
〜梅雨の晴れ間に、ツクモグサが輝く〜
自宅(20:30)〜東名阪四日市東IC〜名古屋高速〜名神〜中央高速〜諏訪IC〜(1:00)桜平1889m(5:15)〜夏沢鉱泉2057m(5:35)〜オーレン小屋2318m(6:25)〜夏沢峠2424m(6:50)〜硫黄岳2760m(8:00)〜硫黄山荘2652m(8:30)〜(10:00)横岳2825m(10:50)〜(12:00)硫黄岳(12:20)〜赤岩の頭2656m(12:35)〜オーレン小屋〜夏沢鉱泉〜(14:40)桜平(15:05)〜諏訪IC〜湾岸川越IC〜自宅(19:55) 歩行距離13km、累積標高差+1200m *撮影と休憩時間を含みます
恒例の八ヶ岳、花見山行。梅雨間のスポットのような晴天に感激。北アルプスの花は融雪と同時に、全種類の花が一斉に咲き始めるが、八ヶ岳では6月中旬より順序よく咲いていくので、盛期を迎える花の種類は少ないのが特徴。昨年もこの日に出かけたが、今年の花は少し遅れ気味。それが功を奏し、ツクモグサの花は今が盛り。イワウメ、キバナシャクナゲも花は若干早かったが、十分に楽しめた。

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しばらく展望を楽しみ、硫黄山荘のある鞍部まで下る。チシマアマナを探しながら歩くが、残念ながら見つけることができなかった。花で目につくのは、イワウメがほとんで、他の花はまだ開いていない。しかしウルップソウもコマクサも、少し花芽が膨らみだしている。


硫黄岳2760mから見る中央アルプス


赤岳と阿弥陀

硫黄小屋でひと息入れる。日当たりのいい花道を少し歩いてみるが、ハクサンイチゲもやっと花が開き始めたところだった。キバナシャクナゲはこの小屋から横岳の稜線にかけてが多いので、そちらに気が移る。


キバナシャクナゲと硫黄岳

やはりキバナシャクナゲに関しては期待を裏切らなかったようだ。少しつぼみが見られるが、花が見頃を迎えていた。いい構図で撮れるところを探しながら歩く。この区間はチョウノスケソウも見られるが、やっと花が開きだしたところで、絵にするにはもう少し時間がかかりそうだ。砂礫地ではコマクサが一斉に葉を出し始めていた。


キバナシャクナゲと硫黄山荘


間の岳と北岳が重なって、右に少し下がったところが塩見岳、その右が小河内岳


右から順に大同心と阿弥陀岳

稜線に上がると、富士山が目に飛び込んできた。見事な逆三角形だ。右手には北岳が見え、日本一と二の高峰を同時に見ることができた。そしていよいよツクモグサの自生地へ。すると「おーーい、隊長ーーー」と明るく弾んだ声が聞こえる。「誰だーー」。確か昨年も同じ時期に入山していてニアミスだったが、今年は遭遇してしまった。遠くの山で、知っている人と出あうのは嬉しいことで、山歩きの楽しさでもある。


富士山


稜線のキバナシャクナゲ


稜線のキバナシャクナゲ

ツクモグサも期待どおりの開花で、この狭い範囲でよく自生しているなと感心させられる。保護ためにロープが張られているので、撮影は自由にできないが、見ることができて満足だ。


ツクモグサ


ツクモグサ


ツクモグサ


ツクモグサ


イワウメ


イワウメ


オヤマノエンドウ

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