2007年4月21日 馬の背尾根(鈴鹿) |
■国見岳(鈴鹿)2007年4月30日 No.405 りんちゃん、うさぎ、隊長 ページ1 ページ2 例年ならこの時期は鈴鹿の山を徘徊しているが、今年の連休の後半はアルプスの遠征を考えているので、アカヤシオはこれ一回で勝負。本の取材なら、この時期はかき入れ時で、何度も波状攻撃を仕掛けるところだが、今年は義務がないので気楽なものだ。鎌ガ岳、御在所岳など、色々と候補に上げてみたが、今年もヤシオ尾根に行くことにした。リンちゃんとも都合が合ったので、8時半に朝明の駐車場に集合した。 8時半に朝明の駐車場に到着すると、駐車場の半分が車で埋まっていた。連休の好天だ。当然だろう。以前からみえた駐車場の係りのおじさんに変わって、二人の男性が駐車場整理をしていた。代金は500円。これは以前と変わらない。準備をしている間にもどんどんと車が入ってくる。橋を渡り朝明ヒュッテ手前から腰越峠への谷筋のコースに入る。眩しいほどの新緑に心もうきうき。 谷を詰めていくと、アカヤシオやミツバツツジが出迎えてくれた。アカヤシオに関しては、今年は大変花付きが良さそうだ。今日の見頃は、標高が850~950付近だろうか、ハライド周辺がもっとも開花していた。 峠に到着すると何人かのザックがデポしてあり、ハライドの方から話し声が聞こえてきた。ハライドのピークは踏まずに小休止後、P1081の尾根に取り付く、相変わらずの急登りだ。背後のハライドのアカヤシオの開花状況を梢から覗きながら、ぐいぐいと高度を上げていく。といっても標高差は200mほどだから、30分もすると尾根の勾配も落ち着いてくる。
高度を上げるにつれて、開会の程度も下がってくるのがよくわかる。花は何でもそうだが、大変気温に敏感で、標高差で100mも上がると、つぼみがぐんと増えてくる。ヤシオ尾根のアカヤシオの花のトンネルを潜りたかったが、少し時期が早かったようだ。花の付きはいいので今年は期待できそうだ。おそらく連休の後半が見頃になるだろう。 アカヤシオにかわって、タムシバの方は満開だ。こちらも今年は花付きがよく、芽吹き前の赤茶けた山の斜面によく目立っている。コブシとタムシバはよく似ているが、樹皮の色、葉の形などから判断するが、決定的なのが、花の下に葉があるかどうからしい。葉のあるのがコブシだから、このあたりに咲いているのはタムシバということになる。撮影はキャンバスが青色でないとまずいが、今日は撮影日和だった。
アカヤシオの花のトンネルは潜れなかったが、尾根に吹く5月の風がなんともさわやかだった。先日の地震で、このあたりの奇岩奇石が落ちていないか心配だったが、ご覧のようにキノコ岩は大丈夫だった。 ページ1 ページ2
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