2005_10_10 加賀白山 |
■加賀白山 2005年10月10日 No.344 隊長 シャトルバスの最終便が17時なので、あまりのんびりとはしていられない。大汝峰からの展望をまだまだ楽しんでいたいが、頃合いを見計らって山を下りて池巡りに復帰する。分岐まで戻り先に進むと右手に小さな百姓池が、左手には雪渓が残った千蛇ケ池がある。ここで室堂への近道コースと正規の池巡りコースに分岐する。所要時間は10分差である。今回はまだ歩いていない近道コースを歩いてみた。ハイマツ帯の中のコースで徐々に降下しながら室堂に降りる格好だ。ナナカマドの実が待ったに熟し、室堂周辺の秋色に染めている。低層にあった雲がなくなり、青空の下に鱗雲が広がっている。陽射しでぐんと体感温度が上がり、レインウェアーを脱ぐ。
室堂に帰ると相変わらずの賑わいである。雑踏は苦手なので、そのまま室堂を通過するが、あまりの好天に何度も御前峰を振り返りながら帰路につく。 黒ボコ岩からは観光新道をたどる。距離的には砂防新道と殆ど同じだが、痩せ尾根からの急降下が難儀だ。ただ、痩せ尾根歩きは展望も良く、ダケカンバの紅葉が楽しめる利点がある。この時期、目を引く花はリンドウくらいだ。部当出合めがけて急降下し、14:33分に出発点に戻った。30分のシャトルバスは出たばかりで、30分ほど待つことになった。少しお腹が空いてきていたので、バス待ちの時間を利用して焼きそばを作って空腹を満たす。
花もよし、紅葉もよし。白山はいい山だ。 仰いで美しいばかりでなく、登っても美しい山である。ハイマツと高山植物に覆われた頂上にはいくつかの旧火口があって、そこには紺青の水がたたえられ、それに配する雪渓や岩の布置が、天然の庭園のようである。しかも夏期登山者で賑わう頂上付近を少しはずれると、原始のままの静かな気持ちにいい場所が、ほとんど汚されずに残っている。・・・・日本百名山より引用
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