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2005_03_19 頭蛇ケ平(藤原@鈴鹿)

 

頭蛇ケ平(藤原@鈴鹿)2005年3月19日 隊長

天候に恵まれた、絶好の連休初日となった。気が付くと3月下旬になり、先週鈴鹿の山に積雪をもたらした寒波も長続きせず、春の陽気に鈴鹿の山も雪解けが始まった。近年は春の花の開花が早まっていたようだが、今年は例年並みのようだ。坂本谷上部のフクジュソウも終盤を迎えている。稜線はまだまだ積雪があるが、柔らかい春の日差しが降り注ぎ、春の気配が漂っていた。

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両ケ池から定点撮影

木和田から藤原への周回を考えたが、藤原周辺は人が多そうだし、写真もゆっくりと撮れないと思ったので、頭蛇ケ平を往復することにした。となれば、白瀬峠登山口まで車で入ることができる。登山口には9時過ぎに到着した。すでに車が数台あり、春の賑わいを感じる。車は路肩にとめ、準備を済ませて歩き出す。三脚とレンズを4本もつと、結構な重さになる。足の故障でしばらく歩いていなかったので、スローペースで歩き出す。登りはじめの谷の手前のミスミソウを探すが、まだまだつぼみで花は開いていなかった。

ひと月以上山を歩いていなかったので、逆に体がかるく感じられ、足への負荷の掛かり具合を確かめながら登り出す。体が温まりだすとすぐに、体がいつもの登攀モードに入ってきた。病み上がりなので、サードギア程度で歩くことにする。この季節は、風景と接写を撮るので、交換レンズが多くなるのは否めない。本日は、マクロは50mm、100mm、28ー300mm汎用、17−35mm広角レンズとなった。出がけに645も持って行こうかと悩んだが、今回はキャンセルした。

この木和田のコースは、数年前までは鉄塔の巡視路を使ってコースであるという意識が強かったが、坂本谷が使えない今は主要な登山コースになりつつある。登りはじめの薄暗い植林の谷はマイナスイメージを拭えないが、全体的には美しい二次林が続き良い登山コースとなっている。最初の鉄塔で小休止を入れ、展望を楽しみながらバナナを食す。空気の透明度が高く、伊吹山が実に綺麗だ。その右手には、真っ白の白山がくっきりと浮かんで見えている。久しぶりに山の空気を吸い込むと、なんだか新鮮に感じられる。

さてと、フクジュソウはどのあたりが見頃だろうか。坂本谷への降下ポイントを歩きながら思案する。葉がパセリ状態のフクジュソウは見たくないので、思い切ってかなり上部に降りてみた。パセリになりつつある状態だ。やはりこの谷の見頃は3月中旬くらいかな。昨日の雨で花が痛んでいたのは残念だった。

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2005_03_19