御池岳(鈴鹿) No.183
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■御池岳(亀のしっぽ)2002年11月17日 No.183 page1 page2 コグルミ谷登山口−コグルミ谷右岸尾根−天ケ平−真の谷−亀の尾分岐ー亀の尾ー東のボタンブチー奥の池−P1241ー真の谷ー天ケ平ー登山口
この大きなブナの近くには根本から二股に分かれたゾウの足をしたようなブナがあった。昔から杣人にはかわいがれていただろうが、登山者と出会うのは珍しいことだろう。
さて、お腹がすいてきたが、あと250mの登りが待っている。等高線を見る限り傾斜がきつそうだ。しかしこれをしのげば、大きな登り返しもないし、なにより美味しい昼食にありつける。こけむした石灰岩につかまりながら、ぐいぐいと高度を上げていく。力が抜けたところが東のボタンブチだ。この角度から見る藤原はなかなか迫力がある。切れ込んだ谷と谷を満たす空間、鋭く切れ立った天狗岩、山頂から張り出した北尾根。これで鉄塔がなければ、絵はがきにして売れるだろう。
風を避けて奥の池までやってきた。池は雪が解けてシャーベット状になり白濁している。四季折々に表情を変える池も定点観測してみたくなる対象物だ。他にも、岩があり、笹があり、花があり、木がある。これらをマイペースで深めていくのも山の楽しみだ。
めいめいが昼食の準備に取りかかる。手際よく準備が進み、ガスストーブにかけた鍋があちらこちらで湯気を上げだした。女性陣の食料の多さにはいつもながら感心させられる。
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