1999.4.25 坂本ー藤原 3/3    

 昼食が済み鉄塔まで行くと、やはり風が強くて完全に雲の中に入ったようです。こなれば長居は無用です。おなかがいっぱいになると足が鉛のように重くなって動くのが億劫になるのですが、午前中に高度を稼いでおいたので、たぶん大丈夫だったでしょう?みなさん。背丈ほどの笹をかき分けしばらく進むと、花の前項のポイントがあります。セツブンソウとフクジュソウに始まり、きょうはヒロハノアマナ、アワコバイモ、エンレイソウが見頃です。ここで撮影タイムとなりました。今年からはビデオとスチルカメラの両刀遣いをやり始めたので、忙しいですね。


エンレイソウ


アワコバイモ

 撮影を済ませしばらく行くと、卵の忘れ物がありました。鶏の卵よりも一回り小さい卵が2個。子育ての放棄は、家庭崩壊につながります。現代社会を反映しているのでは。やはり母鳥は茶髪でピアスをしているのかな?みんなが教育の問題を真剣に考える中?突然、藤本隊員の親子丼と他人丼の講釈が始まりました。この講釈を聞いた若い二人はとても納得したようです。このくらいのこと知らんのか!しかし、勉強になったね。先生はなんでも知っているのだ。


卵の忘れ物

 卵の後、天狗岩には寄らず、足下の花を見ながら避難小屋を目指しました。アズマイチゲ、キクザキイチゲの撮影を楽しみにしていたのですが、残念ながら天候が悪く花が開いていませんでした。来年に期待しましょう。避難小屋周辺の雑踏を避けるべく、小休止を済ませて、2時半に下山にかかりました。9合目のところでヒトリシズカを見ることができました。やはりこの時期でした。風が強かったのでうまく撮れなかったけど、予想していたところに予定通り咲いていたので、何しれぬ安心感がわいてきました。この気持ちわかるか?


ヒトリシズカ

 
手のひらを見て笑うな!

 ここで問題があります。なぜ手のひらを見て笑っていたのでしょう。ここで何とか雲の中から脱出したようです。今日初めて下界の景色が見えました。

 途中、大渋滞はあったものの。西島隊員と中村隊員の漫才を聞きながら、4時半に下山しました。
 それででは次回をご期待下さい。おしまい。

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