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■マブシ嶺(尾鷲)  2020年6月27日 No.1293
〜梅雨の貴重な晴れ間を利用して尾鷲道を歩いた〜
【行程】


ビジターセンター7:20〜尾鷲辻8:00〜白サコ〜雷峠9:50〜地倉山10:00〜10:10マブシ嶺10:50〜地倉山11:05〜白サコ〜尾鷲辻13:30〜ビジターセンター14:00 累積標高720m 歩行距離14.5km 6h40m

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マブシ嶺 何度かピークは踏んでいるが、広々としていて、展望の良さを改めて実感した。風がよく通り涼しいのはいいが、ドローン飛行にはギリギリ限界の風速だった。帰還できるよう、まず、風上に移動させ飛行させた。何パターンか撮影し戻そうとしていたら、トビがやってきた。また来たか。ドローンに興味あるみたいでぐるぐる回りながら接近してくる。このシチュエーションなら上昇が正解だが、風があるのでそうもいかない。動きに反応しないように静止させたら、離れていった。


山頂から南側の中岳方面

国土地理院の「点の記」を閲覧すると点名が「雷峠」になっている。点名と山名が一致しないのはしばしばあることだ。しかし、先ほどの地倉山の下の雷峠と混同しそうだ。昭文社の地図には「コブシ嶺」と書かれているが、三重県の山では「マブシ嶺」とした。松浦武四郎は乙酉紀行(1885年)で、 「此脈、本小屋嶺、槙塚、白欠、ありの木嶺、まぶし岳、中岳より竜辻に至る・・・・是を南大台と云。」と記しているので、マブシ嶺とした。埋標は明治26年なので、武四郎がこの地にやってきた8年後ということだ。東の川の上北山村出口から三重県側の木津へ抜けているので、生活道路があったと思われる。 地理院の測量順路もそのように記してあった。


山頂三等三角点「点名が雷峠」


ドローンによる撮影

このあたりの地形をもう少し高度を上げて俯瞰的に撮りたかったが、トビと風に阻まれ、上昇させることができなかった。


ドローンによる撮影、大台ヶ原

 

白崩と大蛇ぐらあたりを違う角度から撮りたかったので、樹林の間のちょっとした隙間からドローンをあげてみた。登山道が森林鉄道の軌道と重なるところがある。道幅があり平坦になっているので推測できる。


白崩と大蛇ぐら


ブナの巨樹が多い

コマドリ 山地のよく茂った笹の多い林で鳴き声はよく聞くが、なかなか姿を見せてくれない。鳴き声が近いので、ふと数メートル先の枝を見ると、大きな声でさえずっていた。「ヒンカラララ・・・」と鳴く声が馬に似るので駒だそうだ。


コマドリ ヒタキ科ツグミ亜科

 

オオアカゲラ この日もゲラ系の鳴きゴアは何度か聞いたが、姿を捉えたのが2回だった。余り動かずキョロキョロしていたので撮影できた。よく見ると子どもだ。頭が全体に赤いのでオオアカゲラか。背中の模様を見るとわかるのですが。

ハヤブサ 先にも書いたが多分ハヤブサだろう。マブシ嶺は東の川を見下ろす位置にあり、生育環境は合致する。

 


ヤマキマダラヒカゲ、山地の樹木の樹液に集まるそうだ、コガネムシ科キンイロハナムグリ?

ゴジュウカラ 大台ヶ原に来ると必ず出会うのがゴジュウカラだ。幹を上を這って上に行ったり下に行ったりするので撮影しやすい。下に動けるのはゴジュウカラの得意技だそうだ。そういえば、キバシリ、ゲラ類は上にしかいかない。

 

他にシジュウカラ、ヒガラ、コガラを見たが、撮影できなかった。ミソサザイも大きな声が谷に響いていたが、姿は見えなかった。今日はアオゲラ狙いだったが叶わず。コマドリが撮影できたのが嬉しかった。

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機材  OLYMPUSE-M1U、 E-M5V  12-100mm LumixLeica100-400mm、mavic mini