■池木屋山(台高) 2020年5月12日 No.1281 |
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| ページ1 | ページ2 | ドッサリ滝 この滝は直下まで行くことができ、しかもあっちこっち動けるので、構図もいろいろと試すことができるので、撮影が楽しい滝が。時間にゆとりがないので短時間で切り上げたが、テント泊ならじっくりと構えたい。
奥の出合でひと休み。 ここまでの行程が3時間半でほぼ想定通りだ。さてここからは、標高差600mの急登が待っている。直接山頂に繋がる尾根で一歩一歩確実に高度の上がる尾根だ。時期的には、アケボノツツジ、シャクナゲの見頃が楽しみだ。想定通り、1100m付近からが見頃だった。
野鳥は、ヒガラ、シジュウカラ、オオルリ、アカゲラのさえずりが聞こえるが、野鳥を追いかけるゆとりはなかった。このルート花以外には、弁当岩付近でコウヤマキの自生が多く見られる。1200mを過ぎるとミズナラ、ブナ主体の落葉広葉樹林となる。緑のブナ林の撮影もミッションの一つだが、新緑はいいが7月号にはちょっと合わない。緑を意識して何枚か撮影したが。
池木屋山 1395.9m 12時30分山頂に到着した。やれやれ。歩く昼食をとって展望写真の撮影後霧降山に向かった。直下の小屋池の撮影をしようと思ったら水が涸れていた。池ノ写真がほしかったが残念だ。テント泊の登山者がテントを設営中だった。前回は同じ場所でテントを張ったことを思い出した。
池の水は干上がることもあるが、バイケイソウが全くなくなっていた。変わってジキタリスだろうか、根生葉がたくさん生えていた。この山域はジキタリスが多く帰化していて、元々はオオバコ科の観賞用の花で毒草だそうだ。もしこの場でたくさん花を咲かせると、ブナ林にはそぐわない気がする。霧降山までの縦走路は小さなアップダウンを繰り返すのでじジャブが徐々にきき出している。気温が高くなってきたが風があったので救われた。野鳥の多い稜線で、ヒガラ、オオルリ、シジュウカラ、アカゲラが相手をしてくれたが、写真にはなかなか収まらなかった。
霧降山 相変わらず展望の良い稜線上のピークだ。 台高山脈の三重県側の山々、桧塚、迷岳、古ケ丸山などが一望できる。さてここからは尾根尾根を下る。青空平までは裸地にはヒメシャラの幼木が藪になっていたりするが、ブナやヒメシャラの落葉広葉樹林が綺麗だ。この尾根も、アケボノツツジ、オオカメノキが花盛りだった。 長い尾根で下山に3時間弱を要した。今回のルートチェックポイントは、小高山手前からの伐採地の下りだ。裸地と行ってもウリハダカエデが大きくなってきていて、作業用モノレール道に沿って踏跡ができていた。以前はジグザグに下れたと思うが。試しに作業用モノレール道を林道まで下ったことがあるが、これは大変なのやめた方がいい。裸地をモノレール道で下って、樹林に入ると以前からある登山道にスイッチするのだが、樹林に入ったあたりが不明瞭になっている。予定通り17時までに帰着できた。体力度、技術度ともに満足できるいいルートだ。
この日の野鳥は、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、オオルリ、アカゲラなどがみられたが、写真はシジュウカラとキセキレイのみとなった。新録が増し、撮影が難しくなってきた。下山後、林道を走っていると黄色い野鳥が電線にとなったのでキビタキかと重いレンズを覗くとキセキレイだった。キビタキを撮りたい思いがますます強くなってきた。 今回、カメラ機材をどうしような悩んだが、軽量化を図るため、E-M5U、E-M5V 12-100mmPro、75-300mmで撮影した。12-100mmProレンズは少し重いが、解像度、コントラスト共に満足でき、植物や山岳風景はこれ一本こなせる超便利レンズで、最も利用頻度が高い。野鳥用は今回、軽量化で75-300mmにした。 | ページ1 | ページ2 | 機材 OLYMPUS E-M5U、E-M5V 12-100mm、75-300mm | |
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