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■仙ケ岳(鈴鹿) 2019年11月30日 No.1258 Photo Gallery
〜初冬の仙ヶ岳を歩く〜
【行程】
大石橋駐車スペース8:40〜仙鶏尾根分岐9:30〜小社峠10:20〜仙ヶ岳西峰10:45〜大休止〜仙の石11:25〜仙鶏乗越12:05〜仙鶏尾根分岐12:45〜駐車地13:30 7.7km +700m

Summary 鈴鹿はまだ、秋山は終わったが冬山ではない。中途半端な季節だが、気温が下がり歩きやすくなってきた。山麓の小さな秋を見て、山頂からの展望を楽しんだ。お土産は、ナメコとムベの実。定期的に歩いておかないと体が怠けてしまう。

幣川林道 寒気が入り冬の訪れが感じられる林道を歩くとまだ、紅葉が残っていた。よく見るとムベの実が淡紫色に尾熟しつるにぶら下がっていた。捕りたいが高くて手が届かなかった。


林道の紅葉

登山道に入ると植林帯なので彩りが少ない。落ち穂拾いのように色づきた葉を目が引かれる。ハナヒリノキだろうか、黄色く色づいていた。ツツジ科イワナンテン属で歯の裏が少し白っぽかったのでウラジロだろうか?この植物は日本海要素の植物で太平側まで進出していることが珍しい。隣に岩を這っているツタが小さくてかわいかった。


ウラジロハナヒリノキ

小峠まで続く仙の谷は落葉樹の少ない谷で彩りがない。仙鶏尾根分岐から約50分で小峠に登り着いた。寒気による北風が冷たい。鈴鹿山系は本州最狭部のためやはり、日本海側の気候に影響されていることがわかる。先ほどのウラジロハナヒリノキも然り。他に常緑で、ヒメモチ、ヒメアオキなどがある。

 
左:ウラジロハナヒリノキ   右:ツタ

稜線の落葉樹はほとんどが葉を落としていた。その分、明るく見通しが良い。小鳥撮影には良いが、風が強くてさえずりも聞こえなかった。望遠レンズをつけたカメラも持ってきたが、どうやら出番はなさそうだ。


雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳

 
入道ケ岳      ツルシキミ

小峠から約20分で仙ケ岳山頂に到着した。相変わらず展望のいい山頂だ。先客が1人休憩中だった。われわれが少し下って風を避け、昼食にした。山腹の紅葉はすでに終わっていて彩りがなかった。見るものがないので樹木の観察をしなが東峰に向かった。樹皮が白っぽく、枝が太いコシアブラの木が目立った。東峰周辺にも誰も居なかった。駐車場は10台くらい駐まっていたので、誰にも会わないと言うことは集会方向が同じと言うことだろう。


コシアブラ


仙の石

 

仙の石で展望を楽しめば後は下山するのみ。帰りのナメコを見つけたのでゲット。

 

 
ムベの実

機材 Sony α7U 24-70mm、OLYMPUS E-M1U