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■富良野岳(十勝連峰) 2019年7月3日 No.1231
〜花の百名山「富良野岳」は花盛り〜
鈴鹿5:00〜6:00セントレア7:15〜8:45千歳空港9:40〜レンタカー〜12:10十勝温泉12:30〜13:30上富良野分岐〜15:30富良野岳1912m16:10〜十勝温泉18:20〜フラヌイ温泉泊  累積登り820m 歩行距離10km 行動時間 6:00

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イントロダクション 花の時期に合わせて北海道の花の百名山をめ座した。目指した。北海道には梅雨がないといわれるが、温暖化の環境変化でここ数年の天気を見るとあまり良くない。天候はまさしく天に任せ、花のいい時期を狙って山行を計画した。当初は、時間がとれる二日目と三日目に登山をあてたが、予報では3日目に天気が崩れるようなので急遽、初日に富良野岳、二日目に十勝岳に登ることにした。

とりあえず、往路の飛行機から見る北アルプスが綺麗だったので、動画をYouTubeにアップした。まだまだ残雪の多い、立山連峰、後多立山連峰が綺麗だった。梅雨が明けるといよいよ、夏山シーズンの到来だ。

老いぬればまた来ん年を頼まれず
花咲きにけりいざ門出せん

蝦夷地を北海道と命名した松浦武四郎の歌を、花の百名山の著者である田中澄江が紹介せいている。来年の命はわからないから、今年の花は今年の内に見てこようという意味らしい。三重県松阪市の出身で探検家でありルポライターである武四郎の生き方に共感することが多い。NHK制作の松浦武四郎のドラマが7月15日月曜日夜に全国放送されるようなので是非見てみたい。

さて富良野岳だが計画では3日目に予定していた。しかし、天気が崩れる予報だったので急遽、初日に登ることにした。移動日なので時間的にはゆとりがないが、累積登り820m 歩行距離10km のボリュームなので、昼間の長いこの時期は半日でも行けると判断した。

 
十勝温泉登山口

千歳空港をレンタカー9:40に出発し、十勝温泉駐車場に12時過ぎに着いた。平日だが駐車場は盛況だった。天気は曇り時々晴れで登山口の気温は20度を切っていた。登り始めると下山者と行き交った。この時間は普通、下山の時間だ。道端に咲くフキの大きさに感心させられた。まずは林道で安政火口まで進んだ。エゾシマリスがちょろちょろと走り回っていた。

 
イタドリ?

 
エゾシモツケ     安政火口

安政火口が近づくと、エゾシモツケ、イソツツジの花が目についた。火口付近の標高は1500mに満たないが、雪渓の残る緑が鮮やかな山腹を見ると、高山に来た雰囲気になる。火山ガスの匂いがすると、十勝が活火山であることを改めて思い起こさせる。気象庁の十勝岳の火山活動を見ると毎年のように記録されている。大きな噴火は30年ごとにくるらしいが、いつ噴火してもおかしくない状況だ。御岳で多くの登山者が被災した事故の記憶が新しいので、それなりのリスクを背負った登山であることを改めて考えさせられた。北海道には他にも怖い物がある。ヒグマとエキノコックス症で、ヒグマはとりあえず熊鈴を鳴らす、エキノコックスは沢の水を生で飲まないで対処できる。


イソツツジ


上富良野岳分岐に向かう

登山道は富良野岳を巻くように通っていて気がつくとハイマツ帯に入っていた。残雪はあるが、傾斜が緩いのでアイゼンは不要だった。沢筋にエゾのコザクラ、エゾイチゲ、サンカヨウを見かけた。

 
右:エゾコザクラ

 
左:サンカヨウ   右:エゾイチゲ


エゾイチゲ


サンカヨウ


エゾシマリス

 
エゾツツジ

 
左:ハクサンチドリ  右:エゾシマリス

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Camera E-M5U &PENF lens12-40mm &114-150mm