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■前尾根(鈴鹿 御在所岳)2018年6月30日 No.1154
花を求めて両白山地の盟主白山へ
【登山者】ばらさん、Tjさん、隊長
【行程】
6月30日 裏登山口(7:00)〜(7:30)藤内小屋(8:40)〜藤内沢出合(9:00)〜P7(10:00)〜P6〜P5〜P4〜P3〜コル(14:15)〜前壁ルンゼ〜裏道〜藤内小屋(15:30)
7月1日 藤内小屋(10:00)〜裏道登山口(10:30)

概要 関東甲信越は速すぎる梅雨明け。太平洋高気圧が張り出してきた。このヘリを回って東海地方に湿った空気が入り、平野部は晴れていたが御在所はガスで岩が湿っていた。アルプスのアルパインでは悪いコンディションでも登攀の続行を強いられることもある。よく滑るので、いい加減なムーブはできない。天候は悪かったが土曜日は、我々も含め前尾根には5パーティー入っていた。前尾根から藤内小屋に戻り翌日の午前中までまったりとした時間を過ごした。モンベル小屋には子ども達がたくさん来ていて賑やかに一日になった。4週連続の登攀でばらさんはかなりのスキルアップ。やはり連続してやると効率がいい。北岳バットレスへgo!

前尾根 昨夜からの雨で前尾根のP7クラックはしっかり濡れていた。この日は2,3ペーティーが引き返していった。我々の前には3人パーティーが準備を進めていた。グレード的にはやさしいが、スリップに注意してスタートした。

    
藤内沢出合             前尾根P7

P7 クラックは濡れていたが、リッジに出ると岩にフリクションがあった。一の壁も中尾根のガスに煙っていた。北岳バットレスなど、標高の高いところでは、ガスがでたり、小雨がぱらついたりなどでコンディションが悪くなることはいつもある。コンディションが悪くなっても、登攀続行を余儀なくされることはある。

    

P6からTjさんとリード交代。常にリードで登ると休むまがなく消耗が大きくなるのでつるべが理想的だ。

    
P7リッジ        P6

P4 クラックが濡れていそうだったので滑り台に行くか迷ったが、練習のために行くことにした。

  

やはり1ピッチ目が濡れていた。出だしだけスタンスが滑らないように注意を払ったが、それ以降は大丈夫だった。

  

そしてP3はTjさんの要望であえてスラブを選択。壁が湿っているのでフリクションが悪かった。

  
クラック      岩キンバイ

ガスでコンジション悪く、モチベーションが上がらないのでP2をキャンセルしルンゼを下った。

  
コアジサイ          長石の鉱脈がある


タツナミソウ

藤内小屋には15:30に入りまったりとした時間を過ごした。今日は子ども連れのグループがモンベル小屋を貸し切りだそうで賑わっていた。夜明け前に雨の音で目が覚めた。予報では日曜日の方が天気が良さそうだったが、山の天気は読めない。とりあえず6時に朝食を済ませ準備を整えるが、コンディオションは悪い。きょうは一の壁の予定だが、コンディションが悪そうだったので10時過ぎに山を下りた。