■白山(両白山地)2018年6月24日25日 No.1153 |
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概要 梅雨はまだ空けていいないが、太平洋高気圧の頑張りで晴れ間のチャンスがやってきた。これに合わせて白山と別山を歩いた。ハクサイチゲ、ハクサンチドリ、ハクサンタイゲキ、ハクサンハタザオなど、和名にハクサンのつく花は多く、またゴザンタチバナは白山の主峰御前峰に由来し、白山は古くから花の山として知られる。今回はアツモリソウ、オオサクラソウが目当てで、白山と白山釈迦岳を周回する予定だったが、釈迦新道が通行不可ということで急遽、帰路を別山からチブリ尾根に変更した。白山は花と紅葉の季節に毎年訪れている山で、慣れていることから事前情報の入手を怠り当初の目的がかなわなかったことを反省した。 観光新道 別当出合までばらさんに送ってもらった。シャトルバスは7月からで、タクシーを呼ぼうかと思っていたので、助かりました。別当出合周辺は車であふれていた。かなり多くの人が入山しているようだ。途中の釈迦新道の登山口に「通行不可」の立て看板が気になった。登山届を出し今回も観光新道で登ることにした。登山者の大半は歩きやすい砂防新道を利用するので、観光新道は空いているし、展望がいいのでこちらを利用することが多い。 このルートは最初の樹林帯の急登が続く。コケイラン、マイヅルソウ、ヤグルマソウなどのはなが見られた。二度ほど休憩を入れ体温調整をしながら登った。別当坂分岐まで来るとダケカンバの疎林となり展望が良くなる。ゴゼンタチバナ、コイワカガミ、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリなど被写体が多いので、マクロ撮影で立ったりしゃがみ込んだりと忙しい。湯ノ谷を挟んで白山釈迦岳が見え始めた。ばらさん達はどこまで行っているだろうかと思いつつ観光新道を上った。 殿ヶ池の手前まで来ると聞き覚えのある声の集団が追いついてきた。なんと、バラさん達だ。やはり、釈迦新道は通行できなかったようで、こちらにルート変更したらしい。ここから黒ボコ岩までは合同登山隊となり賑やかに登った。殿が池周辺ではキヌガサソウ、サンカヨウが見頃だった。 黒ボコ岩で大休止。御前峰方面は晴れているが、別山方面はガスで展望がなかった。ここでみんなと別れた。砂防新道で下るようだ。 白山室堂 弥陀ヶ原の木道は雪で隠れていた。室堂に上がり宿泊手続きをした。食事は7月からなので素泊まりになる。宿泊棟に案内され、この日は宿泊者は少ないようで広々としていた。自炊も宿泊棟でできるので便利だ。初日はいつもそうだが、早朝から運転をしているので、昼過ぎになると眠くなる。少し横になって仮眠した。 御前峰 15時過ぎに御前峰に登った。さすがにこの時間から御前峰に登るのは宿泊者だけだ、誰も居なかった。日当たりの良いところではクロユリが咲き始めていた。コイワカガミも今が盛りと咲いていた。 山頂は晴れていて展望も良かった。釈迦岳もよく見えている。行きたかったが、室堂の小屋にも通行不可の立て看板があった。後で調べたところ、林道に架かる橋が崩落したようだ。山頂で展望を楽しみ室堂に下った。 宿泊棟にもどって食事の準備を始めた。この日は単独者4人と我々の6人だけだった。食材を持ち寄り山談義に花が咲いた。単独の4人は埼玉、能登、大阪、京都の山人だった。
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