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■鬼が牙(鈴鹿)2018年6月9日 No.1149
夏のバリエーショに備え岩トレ
【登山者】けいこくさん、Nさん、うさぎ、隊長
【行程】鬼が牙で岩トレ

概要 東海地方も梅雨に入り山のプランが天候に左右される時期だ。土曜日は梅雨の合間の晴れ予報になったので、近場で岩トレをすることにした。岩場に着くと昨夜来の雨で岩が濡れていたが、基本練習からはじめた。強い日差しで昼前になると岩のコンディションが回復したので登攀とロープワークを中心にしたトレをした。

  

北岳バットレスに備えて、マルチピッチの練習を中心にした。ターゲットは第4尾根だが、そこへ行くまでに結構時間がかかる。取り付き手前のリッジルートなどは第4尾根よりもグレードが高い。スタカットありコンテありで、登攀もフェイス、クラック、スラブなど変化に富んでいて、しかもピッチ数が多い。前回の記録(2016年7月)を見ると岩壁だけで11時間20分を要している。前回は雨の中の登攀だったので時間を費やしたともいえるが。これにアプローチと終了点から山頂に抜け小屋に降りる時間が追加される。時間を短縮するには、次の行程を予測したロープワーク、登攀準備、ギア類のやりくりで時間短縮をはかりたい。

    

この時期、岩壁に咲く花がある。一日中、岩ばかり触っていて、こういった花を見るとほっとする。検索エンジンにかからないように、あえて和名は伏せておく。

  

天気が良くなり岩のコンディションも良くなってきたので山頂まで抜けることにした。スラブ中心のルートであまり変化はないが、やはり2ピッチ目が核心。垂壁から始まり、上部は人工を交えないと突破できない。4尾根の最終ピッチもアブミは使うので丁度いい練習だ。このピッチはここを抜けてからも意外と厳しい。

    

2ピッチ目以降は傾斜は落ちるが、それぞれのピッチで部分的に少し考えるところがある。展望も良くなりそれなりに楽しめる。

    

実質的に登攀は最初の4ピッチで、5,6ピッチはブッシュ帯となり、7ピッチ目で再び岩壁に出る。このピッチは大変展望が良く、休憩するにはいい場所だ。この日は風が強く体がふらついた。

    

    

このルートのピークは鬼が牙南峰で、そこからは登山道となる。