プロローグ 前線通過で冷涼で心地よい空気に包まれた御池岳。花と出会い、人と出会い新緑の御池岳を満喫した。被害は1ヒル。
コグルミ谷右岸尾根 先週は咲いていたヤマブキソウはすでに花を終えていた。気温は下がったもののここはヒルの宝庫で侮れない。右岸尾根に這い上がる。冬ルートとして使われるがこの季節は歩く人は少ない。オオモミジ、ミズナラ、シデ、ケヤキなどの新緑がまぶしい。実に雰囲気のよい尾根だ。林床ではフタリシズカが見頃だった。
真ノ谷に降りてバリエーションルートに入る。山腹にはエビネが多く自生している。時々山腹を鹿が団体で走るので落石に注意が必要だ。
ちょっと高度を下げすぎたが登り返しが大変だ。よく滑る斜面は歩きにくいので谷に降りてプチ沢登り。チャルメルソウがたくさん咲いていた。沢を離れ尾根に乗る。大きなブナが何本もあった。テーブルランドのブナは厳しい環境で育つのですくっと伸びていない。雰囲気の良い尾根だ。確か十数年前に上りに使ったことのある尾根だ。
谷に咲くチャルメルソウ
大きなブナ
ブナの尾根を登る
たくさんあるエビネ
テーブルランド東端が見えてきた 土倉岳
竜ケ岳 藤原岳
テーブルランド散策 新緑のテーブルランド散策も気持ちが良かった。ニリンソやハタザオの花はすでに終わり緑の草原になりつつあった。カレンフェルトと青空と緑の草原が作り出す風景は御池岳のもの。
空気の透明度が高く、琵琶湖の展望が素晴らしかった。展望と散策を楽しみ真ノ谷に急降下。カタクリ峠を越えて下山した。
琵琶湖の展望
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