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■前尾根(御在所岳) 2018年4月3日 No.1123
クライミングの感覚維持のため前尾根を登る
【登山者】隊長、うさぎ、ゆーさん
【行程】満天星P(7:00)〜藤内小屋(8:00)〜藤内沢出合(8:30)〜前尾根取り付き(8:45)〜P7〜P6(9:40)〜P5(11:00)〜P4〜P3〜P2(13:00)〜P1(14:15)〜レストラン〜ロープウェイ(15:00)〜湯の山温泉駅〜タクシー〜満天星P(15:30)

 


プロローグ 岩トレで前尾根に登った。半年ぶりの前尾根だった。暖かくなり今年も御在所の岩の季節到来。人気ルートのため休日は混み合うので平日した。想定通りソロのクライマーが一人と我々のみでほぼ貸しきりだった。春バテという言葉を初めて知ったが、気温差や気圧の変化で体がだるくなるみたいだ。先週アkら花の取材が続いているので少しオーバーワークの感は否めないが、今回は前尾根で完全にバテた。どうやら春バテらしい。

アプローチ 冬季通行止めのため、温泉街から満天星の駐車場に入った。平日だがすでに数台の車が駐まっていた。スカイラインから温泉街に入る架橋の工事が完成間際でその関係かもしれない。

  
イワウチワ       タムシバ

朝は気温が低めで清々しい。裏道の堰堤を越えたところでイワウチワが満開になっていた。今年もイワウチワはやる気満々だ。藤内小屋で一息入れて藤内沢出合いに入った。さすがにアカヤシオはまだつぼみだったが、タムシバがたくさん花をつけていた。今年は花のつきが良さそうだ。藤原岳の草本がきになっていたが、これからの季節、御斎所周辺のツツジ系もいいかもしれない。

前尾根 9時前に登攀開始。ソロのクライマーが蛇の皮にアタックしていた。こちら初級者がいるのでノーマルルートで追い越す。日差しがあって、暑くもなく寒くもない、コンディションはまずまずだが、体がだるく気分が乗らない。

      
前尾根P7

      

半年ぶりの御在所の岩の感覚を確かめながら登る。初級者のゆーさんも前尾根は2回目だし、季候もいいのでスムーズのついてきた。


P6

     

P4はどこでもランが取れる。今回は滑り台を登りたいので、そのようにラインを選んだ。簡単登攀だが3m位登ったところで、岩が剥離して転げ落ち、腰を強打した。擦り傷だけで済んだので登攀続行。この時期は凍結で岩が緩んでいるので注意が必要だ。明日がNHKのロケの予定が入っているので怪我などしていられない。

     

滑り台は初級者にとっては大変そうだった。手も足もあるが、傾斜が急なのと、高度感を感じるロケーションに圧倒されるのかもしれない。これがクライミングの醍醐味なのだが。

   

     

P3 P3は右のクラックを選択。ジャムがまだうまくできないのでカムでA0の登攀だったが、マルチピッチなのでとにかくは登ることが優先。

     
P3                 P2やぐら

P2 P2もなんとかクリアした。登攀時間は7時間もかかってしまったが、とりあえず完登できてのは次への布石になったと思う。それよりも体がだるくてスムーズの登れなかったのが心配になった。どうやら春バテらしい。

     

   

   

P1ではバイカオウレン、ハルリンドウがすでに咲き始めていた。上に抜けてレストランでいつものカレーうどんを食べて休憩した。

    

ロープウェイ 時間が遅くなり、体もだるく、明日は早朝からロケがあるので、下山はオープウィエイを利用した。新緑は目なので鮮やかさはないが、タムシバがあちらこちらで白い花をたくさんつけていた。車の回収は歩くと40分以上かかるので、タクシーを使って満天星に戻った。

   
ロープウェイで空中散歩

   
ヤマザクラとタムシががきれいだった。