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■藤原岳(鈴鹿) 2018年3月14日 No.1117
花を愛でながら孫太尾根を登る
【登山者】隊長、うさぎ No.1117
新町上水場(8:35)〜P387(9:00)〜丸山(10:30)〜草木(11:17)〜(11:50)多志田山965(12:04)〜(12:55)藤原岳(13:10)〜P965(13:33) 〜草木(14:00)〜丸山(14:25)〜駐車地(15:05)

 


Summary 鈴鹿山系では今年も春の花が咲き始めた。ほぼ例年通りだが、花の先具合を見ると、昨年よりもいいようで、これから先が期待できそうだ。少し時期が早いかなと思っていたアマナも咲き始めていた。

新町登山口 平日だがお墓前の駐車地は満車状態だった。天気がいいし春の花が期待できるので登山者多い。以前はバリエーションルートだったが今では、一般登山道化している。準備を済ませ出発した。今日は気温が上がる予報なので、あまり汗をかかない程度のペースで歩き始めた。

  
孫太尾根           青川と静ヶ岳、銚子岳

丸山 最初の花の見所は、植林帯を抜けたところの石灰岩のごろつく岩場。この時期ならヒメウズ、ヤマネコノメソウ、タチツボスミレが咲き始めているはず。ヒロハノアマナはすこし時期が早いかと思ったが、ここ数日は気温が高めで天気が良かったので、アマナが花を開いていた。丸山まではアマナを気にしながら登った。ピーク手前で中年のご夫婦が立ち往生していた。全身がしびれてきたようで困っている。急に汗をかいたので足がつり出したのかとも思ったが、全身がしびれているとのこと。病気かもしれないと思い、遭難対策委員長に連絡し様子を見ることにした。しびれはあるが意識と言葉はしっかりとしている。どうも熱中症のような症状なので、塩分と水を補給し、体を冷やすことにした。それが功を奏し回復の兆候が見られたのでよかった。

  
セツブンソウ

丸山に行くとたくさんのセツブンソウが咲いていた。例年よりも多いように思った。花が丁度見頃を迎えていて、しばらく時間を割いて撮影に専念した。

  
ヒロハノアマナ      ヤマネコノメソウ

  
タチツボスミレ       ヒロハノアマナ

  

  
セツブンソウ

草木の手前まで来るとミスミソウが咲いていて。例年通りの場所だ。花はそれほど多くないが、ピンク色のがあるのがうれしい。ミスミソウは花の色の変化が多い種で、ミスミソウの敵地である日本海側では多様な色が楽しめる。

    

さて次のお目当てはフクジュソウだ。山頂直下の群生地はどうだろうか。とにかく行ってみないことにはわからない。草木からみる山頂は随分遠くに見える。

  

    

多志田山 まずは多志田山まで登る。ここからは県境稜線で少し残雪があった。鞍部からの山頂にかけては急傾斜だ。上部は石灰岩が多く、その辺りにフクジュソウは咲いている。丁度見頃だった。

  
尾根のブナ         県境稜線から見る山頂

    

たっぷりと撮影し山頂に上がって昼食休憩にした。山頂台地は残雪があり、この季節ならではの風景が広がっていた。

藤原岳 藤原岳も南面を見ると岩場が見えているので、ちょと違ったイメージの山に思える。山頂直下は急登がだが、この日はよく乾いていたので登りやすかったが、雨の後だとスリップして大変登りにくい。

    

  

  
藤原岳