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■御在所岳藤内沢(鈴鹿) 2018年1月14日 No.1105
厳冬期でコンディションの良くなって御在所本谷を楽しむ
【登山者】Tjさん、Oさん、Yさん、Nさん、隊長、うさぎ 6人
藤内小屋(7:20)〜藤内沢出合(8:00)〜藤内沢〜藤内滝〜コウモリ滝(9:20)〜三ルンゼ分岐(10:15)〜三ルンゼ〜鋸岩〜山上公園(11:10)〜レストランアゼリア〜中道登山道(12:50)〜満天星駐車場(14:25)

 


Summary さて二日目は本命の藤内沢。適度な積雪と氷結した岩壁。いい条件だった。ただし、取り付きの藤内滝の巻がくせ者で、不安定だったためロープを出した。昨年は死亡事故が発生している。適切なリスク管理の重要で、普段から実践していないと大きなルートで役に立たない。二日とも昼食はレストランアゼリアで初日は、カレーうどん、二日目はカレーラーメンを食べた。あなたはどちら派?

藤内小屋 6時の朝食にしてもらった。小屋前の庭に出ると東の空が明らみ日の出が見られた。朝食が終わり7時過ぎの出発した。トレースはないので我々が初陣だが、ロープウェイが9時に動き出すと三ルンゼあたりでは山頂からのアプローチ組が早いかもしれない。

  

北谷 昨夜は新雪があり小屋を出たところの北谷で10センチほど積もっていた。朝日で赤らんだ新雪を歩くのが心地よい。

   

藤内沢  藤内沢出合で装備を整え取り付きへ進む。積雪、氷結の状況によりルートの難易度が大きく変わるのが藤内沢だ。まずは取り付き直後の藤内滝の高巻きに注意を要する。確か昨年、この高巻きで滑落事故があったように記憶している。新雪が20センチほど乗っていて不安定だったので躊躇せずロープを出した。

  
藤内沢出合        ロープをしまうNさん

  
こうもり滝

こうもり滝 積雪が多いと難なく通過できるが、今回は少し氷結した岩場の登攀があった。普段見慣れない氷結岩壁を見ると心が躍る。Nさんロープワークの練習。ここはビレイポイントがあるのでわかりやすい。

  

3ルンゼ分岐で小休止していると本流の方からたくさんの人が降りてきた。どうやらAACの雪上歩行訓練らしい。ということは知っている人がたくさんいるはず。とりあえずアイスのために鋸岩まで進んだ。

    

  

鋸岩 すでに1パーティー入っていたが、Yさんが手っ取り早くロープをセットしてくれた。そのパーティの方から挨拶があった。昨年の八ヶ岳の阿弥陀で出会った人だった。冬のバリエーション的なルートでは合う人が限られてくるので、世間が狭いように思える。少し休憩しているとAACのメンバーがたくさん登ってきたのであいさつ。ロープが一本なのでNさんが少し登られてもらって、われわれは一足先に上に抜けアゼリアで休憩した。

    

    

  

山上公園 アゼリアは賑わっていた。昨日はエビフライのカレーうどんだったので、今日はカレーラーメンを試すことにした。少し味付けが違いこれはこれでいいが、やはりカレーうどんだろう。

  

  

中道  下山は直接満天星駐車場に降りる中道にした。霧氷が青空にはえ、気温が下がり天気がいいので見通しが良く、乗鞍、御岳、南アルプス、富士山がよく見えた。富士山が見えるのはまれだ。

  
南アルプスと富士山          中道で下山

  
南アルプス        大黒岩

  
地蔵岩

  
おばれ岩         高校総体の告知

14時30分に駐車場に到着した。温泉街で「わくわく温泉チケット」(タオル付き日帰り温泉入浴券500円)を買った。どこでも入れるが、いつものグリーンホテルへ向かった。源泉掛け流しもあるし、施設もいいので、いつもここに落ち着く。二日とも行動時間がそれほどでもなく、しかも山小屋泊だ。冬のバリエーションチックな2本のルートは内容があり面白かった。