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■水沢岳・鎌ケ岳(鈴鹿)
〜錦秋の鎌尾根を歩く〜
【日時】 2017年10月31日 No.1086
【メンバー】隊長
【行程】
冠山茶の木原の駐車場(7:20)〜宮妻キャンプ場(7:45)〜水沢峠登山口(8:20)〜水沢峠(9:30)〜水沢岳(10:15)〜キノコ岩(10:30)〜鎌尾根5峰(西端尾根分岐)(11:30)〜衝立岩(11:45)〜雲母分岐(12:50)〜カズラ谷分岐(13:05)〜水場(13:30)〜カズラ滝(14:00)〜キャンプ場(14:15)〜駐車地(14:45)


Summary 稜線の紅葉は二つの台風でダメージを受けたが、中腹の紅葉は今が盛りでまずまず。今回の台風はかなりの豪雨だったようで、水沢峠までの谷筋がかなり荒れている。土石が流れたようで浮き石もあり通過注意。久しぶりに錦秋の鎌尾根を堪能できた。

Approach  林道は大丈夫かなと思いつつ紅葉谷を過ぎると通行止めの看板があった。行ける所まで行ってみようと林道を走ると、冠山茶の木原の駐車道前のロープゲートがあり、そこから歩きになった。宮妻キャンプ場まであまり遠くは内意ーめーじがあり、実際に歩くと25分程度だった。すでに2台車が駐まっていて、登山者も車らしかった。往復で50分のアルバイトということだ。実際歩いてみると法面の崩壊があり、車の通行には支障はないと思うが、崩壊する可能性があるので今後、修復が終わるまでは通行はできないだろう。

水沢峠登山口〜水沢岳  ということでいやな林道歩きが25分プラスされ、水沢峠登山口まで1時間を要した。さて、水沢峠までの登山道だが、谷筋がことごとく荒れていた。今年は二つの台風が通過し、それによる豪雨で谷を土石が流れたと思われる。多少の迂回はあったが、通行はできた。谷を渡るときは浮き石などに注意したい。


林道から見る水沢岳

  
タカノツメの黄葉     コハウチワカエデ

    
谷は荒れている

この間のルートは小さな枝沢をいくつも横切るが、ことごとく荒れていた。特に水沢峠直下の枯れ谷は荒れていた。峠直下の水の滴る岩壁のダイモンジソウの花はほぼ終わっていた。

  
峠直下の水の滴る岩壁      水沢峠

駐車場から峠まで2時間強もかかってしまった。腰を下ろしてやれやれ。稜線の紅葉は見頃を迎えていて何度も立ち止まりカメラのファインダーを覗いた。撮影が多くなると先に進まない。時間を気にして歩くルートでもないので、余計に撮影に時間を充ててしまう。

  
県境稜線のザレ場       峠の南側の県境稜線の紅葉

  

水沢岳 水沢岳までは結構な登りだ。展望も開け、傾斜はきついが歩いていても気持ちがいい。山腹の紅葉がきれいだ。赤色系はヤシオ、ドウダン、リョウブなど、黄色系はタカノツメ、シロモジなどがよく目だった。

  
水沢岳1029m       山頂からの展望


稜線のブナとタカノツメの紅葉

キノコ岩 鈴鹿の縦走路は展望の良いところが多いが、この水沢岳から鎌ケ岳の区間は特に良い。鎌尾根と呼ばれていて、特別扱いされている。キノコ岩は鎌ケ岳まで一望できるビューポイントで、新緑の頃と紅葉の時期がおすすめだ。

  

  
鮮やかな黄色はタカノツメかシロモジだ 遠くに鎌ケ岳が見えている

  

衝立岩  衝立岩はルート中の見所で、岩壁の白色に紅葉が映えていた。岩の上に腰を下ろし、展望を楽しみながらのランチは格別だった。


衝立岩の岩壁の紅葉

  
左:稜線のシロモジ    右:小さなアップダウンを繰り返す

  
御在所岳         雨乞岳

  
鎌尾根を振り返る     岳峠付近の紅葉

鎌ケ岳 山頂付近はすでに紅葉が終わっていた。人気スポットなので入れ替わり登山者が見えた。もう少し色が残っていたら撮影に力がはいるが、青一色の背景もいいができれば雲のアクセントがほしかった。本日の目的は達したので山頂には寄らずに下山し、午後の残った時間を畑仕事に充てることにした。


鎌ケ岳

カズラ谷登山道 下山のカズラ谷登山道は台風による荒れもなく通行に支障はなかった。

  
タカノツメ