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■竜ケ岳(鈴鹿)
〜台風後のルートチェックと秋の風景撮影、遠足尾根を登り、表道から砂山経由で下山
【日時】 2017年10月8日24日 No.1084
【メンバー】隊長
【行程】
宇賀渓谷キャンプ場駐車場(6:55)〜遠足尾根登山口(7:13)〜岩山展望台(8:00)〜遠足尾根新道分岐(8:15)〜大鉢山分岐(8:35)〜金山尾根分岐(9:35)〜治田峠分岐(9:50)〜竜ケ岳(10:10)〜重ね岩(10:35)〜石槫峠(11:20)〜砂山分岐(11:55)〜砂山(12:40)〜駐車場(13:20)行動時間6時間30分、累積標高1261m、歩行距離12.6km


Summary この週末は、季節外れの大型台風が鈴鹿山系をかすめた。この時季の鈴鹿山系は紅葉のシーズンを迎えるので、落葉など樹木へのダメージや登山道への災害が心配しながらの入山した。台風一過の好天を期待したが、残念ながら朝から気圧の谷に入り、高曇りで遠望はありましたが青空は見られず、午後からは山頂付近にガスがかかり始めた。それで、今年の紅葉はまずまずだが、来週にはもう少し色が濃くなるはず。 曇り空だったので写真の色はさえなかった。来週辺りリベンジかな。

遠足尾根 7時前に駐車場を出発した。前回は金山尾根を登りに使ったので今回は、遠足尾根をトレースすることにした。距離はあるがこのルートが最も歩きやすいルートだと思う。数年前まではバリエーションルートだったが、ホタガ谷ルートが荒れてきて危険になったので、この尾根ルートが整備されるようになり登山道になった。

  
観光駐車場 平日でも料金徴収あり    遠足尾根登山口

出発後林道歩き20分で体がほどよく暖まり、登山道を入るなり1時間の急登で一気に高度を稼ぐ。稜線直下に展望台があるだけで、他に見所はないのでかえって登りに集中できる。稜線の手前で先行者が歩いているのが見えた。

遠足尾根新道分岐 まで登るとカワチブシが群生していた。今年は意識してカワチブシを確認している。霊仙、御池、藤原の減少が著しく、群生はほとんど見なかったが、遠足尾根は別のようだ。カワチブシは本来、霊仙、御池、藤原では普通に群生が見られた、ここ数年で激減してしまった。葉がちぎられているので鹿の食害だと思うが、カワチブシは毒草だ。毒のないところを食べているのか。

  
岩山展望台    カワチブシ

  

ウリハダカエデ、ミズナラが少し色づき始めていたが、シロモジ、コハウチワカエデはまだ緑のままだったが、高度が上がるにつれシロヤシオの紅葉が目立ち始めた。

  
右:ツルリンドウ

樹林を抜けると一気に展望が開けるのがこの山の醍醐味だ。気持ちも一気に開け体も軽やかになる。どんよりとした曇り空だが、遠望がきいていて、濃尾平野、伊勢平野、伊勢湾が一望できた。山腹の笹原のシロヤシオが色づき始めていた。

  

  
シロヤシオの紅葉

シロヤシオの紅葉 撮影をしながら山頂に向かった。曇り空なのでパッチしない写真ばかりになりそうだ。山頂〜降りてkチア男性単独者を行き交う。山頂に到着すると誰も居なかった。風が冷たくて長居はできそうにないので、そのまま素通りしてとりあえず重ね岩までいりることにした。


竜ケ岳

    

  
稜線のシロヤシオの紅葉

  


赤羊の群れ

表道 南面の紅葉を確認したかったので表道を石槫峠に降りた。中腹の紅葉は始まっていたが、見頃はまだこれからだ。石槫峠から往復する登山者が2,3人いたようで、峠周辺に車が駐められていた。

  
表登山道の紅葉

  
重ね岩   リュウノウギク

花は期待していなかったが、峠に降りるとリュウノウギク、ヤクシソウが咲いていた。リュウノウギクは以前、霊仙山にたくさん咲いていましたが今は激減しました。トリカブトもしかり。

    
ヤクシソウ

砂山ルート 久しぶりにルートチェックを兼ねて砂山ルートを歩くことにした。数年前に遭難があったが、確かにやせ尾根の南側は滑落したら泊まりそうにない。台風による倒木が少しあったが、通行に支障はなかった。駐車鋤雲観光案内所に戻ると、係の人から登山道の状況を聞かれた。どうやら今回の台風で、白滝丸太橋が流失したようだ。増水時には金山尾根、中道ルートは使えないだろう。復旧は10月29日とのこと。

  
タカノツメ       砂山



 

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