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■便石山、天狗倉山(尾鷲)

〜三重県の山の取材でルートチェックと撮影〜
【日時】2017年6月17日 レポート No.1063
【メンバー】隊長
【行程】馬越峠登山口海山側(6:20)〜熊野古道〜馬越峠(7:07)〜便石山、像の背(8:25)〜馬越峠(9:35)〜天狗倉山(10:10)〜オチョボ岩(11:05)〜天狗倉山〜馬越峠(12:05)〜熊野古道〜登山口(12:30) 水平移動距離13km、累積登り1500m行動時間6時間20分

 


プロローグ  海の見える山としては申し分なく、アプローチに熊野古道が使えるので、ほかにはない魅力でしょう。一山ではものたりないので、二山を同時に登るとようう設定していますが、オチョボ岩まで足を伸ばすと、結構ハードになります。オチョボ岩はオプションということにしましょう。

馬越峠へは海山側から入る  平日だが登り口にはすでの車が駐まっていた。この二山はしばらく登っていなかった。一昔前の記憶が断片的に残っていた。

    
左: 夜泣き地蔵     右:熊野古道の石畳道

      

桧の美林と林床のシダ、石畳がマッチして雰囲気がいい。50分くらいで馬越峠に到着した。ここまで汗が額からしたたり落ちていた。やはり、夏の低山はつらい。峠は風通しがよく、ベンチに腰を下ろし、ほてった体を冷やした。個の数缶の間でも、両側から人が登ってきた。

    
右:馬越峠

    
左:先週歩いた大台ヶ原      右:便石山

便石山に関しては、展望の良い「像の背」と登りかきつかったことが記憶に残っていた。登山道の状況などはよく思い出せないが、実際歩いてみると大変よく整備されたいる。随所にベンチが設置され休憩を誘っている。登山道というよりも熊野古道の感覚だ。樹脂製の階段は歩道の感を否めないが、上部は古い石段になっていて雰囲気が良い。最後は山頂を右から巻き込むように登っていく。三角点のある山頂は樹林で全く展望はない。ここの見所はやはり馬の背岩からの展望で、期待を裏切らない。

      

    
左:馬の背岩      右:尾鷲の町並みと尾鷲湾 

    
左:天狗倉山    右:登山道に咲くササユリ

    

さて次は天狗倉山へ向かう。峠までは下りなので登りより楽だが、若干の起伏がつらかった。やはり気温が高いからだろう。いや体の衰えもある。しかし馬越峠の道標には便石山まで120分と書いているが、実際にはゆっくりと歩いてもそれほどかからない。かなり甘い時間設定だ。

天狗倉山は便石ほど遠くない。峠から30分で山頂に立てる。当然登山者も多くなる。山頂は大きな岩の上で、鉄製のハシゴで登っていく。展望がよく、尾鷲の町並みや尾鷲湾が一望できる。大台ヶ原をもう一度撮影しようと思ったが、雲が下がってきて見えなかった。天気は下り気味のようだ。展望があるうちにオチョボ岩まで行くことにした。

    
右:天狗倉山


天狗倉山からの展望

    

オチョボ岩 簡単に行けた印象が残っているが、実際に歩いてみると往復3キロ以上はある。しかし行く価値のあるところだ。半島の突端にあるので、リアス式海岸を直下に見ることができる。白石湖、須賀利湾、銚子川河口など、つりをしていた頃に足繁く通った海だ。誰もいないと思ったが、若者が一人食事をしていた。今回はモデルがいないので、モデルになってもらった。これから便石山に行くようだ。


白石湖、須賀利湾、銚子川河口

    
左:オチョボ岩



 

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