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■大蛇峰&烏帽子岩(熊野)

【日時】2017年3月4日 【参加】 いそがい、隊長、うさぎ 【レポート番号】1020
【行程】2月25日 船石パス停(9:30)〜大蛇峰直登ルート分岐(9:40)〜(11:15)大蛇峰(11:35)〜(12:30)烏帽子岩(13:00)〜登山口(13:45) 三重県の山、山と渓谷の取材


プロローグ 大蛇峰で、ガイドブックと雑誌と国土地理院の用事を一気に片付ける。烏帽子岩は船石のクライミングのついでによく立ち寄るが、大蛇峰からは足が遠のいていた。いつ取材しようかと思っているうちに原稿の締め切りが迫ってきた。好天にも恵まれ、海と山を満喫できた。

アプローチ 高速道路が熊野まで通じているのでアプローチが苦にならなくなった。といっても2時間以上はかかるし、ガソリン代と道路料金がかかる。それをおしても、海と山が織りなす自然の豊かさは魅力的だ。同じ県内だが、温暖な気候のせいで異国に行くような感すらある。ただ行くだけで熊野は、日常から離れることができる場所だ。

船石バス停には9時過ぎに到着した。車を降りると、気温は低くひんやりとしているが、日差しの強さを感じる。桜の花にはまだ少し早いが、モクレンの花が膨らみ始め、春はすぐそこまで来ている。

    
左:船石バス停           谷に沿って歩く

登山口は佐田坂の船石バス停から200mほど下り、国道が大きくカーブするところにある。私設の標識が設置されている。熊野宮川の支流の右岸を10分ほど進むと、大蛇峰への直登ルートが分岐する。尾根を忠実に詰めるルートで、標高差は400mある。終始傾斜は緩まず、小ピークの乗り越しで小休止を入れた。踏み跡は以前は薄かったが、「三重県の山」でこのルートを採用してからは踏み跡がしっかりとしてきたし、目印も見られるようになってきた。

    
十分ほど登ると、大蛇峰への直登ルートへ分岐する

大蛇峰 山頂には三等三角点があり、基準点名は「大蛇峰(だいじゃみね)」で、標高は687.29m。山頂は樹林帯の中だが、南側が樹木が切り払われ展望が開けている。吉野熊野国立公園に指定されている七里御浜を一望できる。しかしこの展望だけではちょっと寂しい。やはり帰りに烏帽子岩に立ち寄ってこそこの山域んkはいいる価値がある。

    
大蛇峰山頂             七里御浜

稜線を烏帽子岩に向かって東へ下っていく。樹林帯の下りで終始視界はないが、苔むした岩場や急傾斜などがあり、変化があってそれなりに楽しめる。

    

烏帽子岩 途中小ピークを迂回し鞍部まで下ると国道への分岐路がある。そこを通り越し少し登り返すと烏帽子岩に到着する。最後は、木製のハシゴを登ると烏帽子岩の上に出る。何度も来ているが、非常に天望の良いところで、西には紀伊半島の背骨にあたる大峰山脈、東には熊野灘が、眼下には新鹿海岸や七里御浜が一望できる。

    

    

さて帰路は先ほどの鞍部まで戻り、谷に沿って国道へ下っていく。チェックしたいポイントをあえて上げるとすれば、倒壊した作業小屋の近くにあるトチの巨木だ。なかなか見事なトチだ。


トチの巨木

さて下山後は、いつものように、この地方名産のミカンを有馬のJAに買い出しに行った。この時期は、「不知火」が特産になっている。美味しいミカンだ。そして、紀伊長島の「卵卵」に立ち寄り、卵卵ロールとシューとシューラスクをゲットし、帰路についた。


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