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■城山南壁(伊豆大仁)

〜マルチルート「バトルランナー」を楽しむ〜 No.1013
【参加者】隊長、うさぎ 【天候】晴れ 【ルート】バトルランナー5.10b 左ルート5.10a

【行程】鈴鹿(4:00)〜伊勢湾岸〜新東名〜長泉沼津IC 〜大仁〜(10:00)城山南壁(15:00)〜大仁で夕食〜雲見の民宿(17:30)

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プロローグ この時期は今年もまた、冬でも暖かいゲレンデを求めて伊豆に遠征した。初日は城山南壁。この朱抹は低気圧の通過で寒気が流れ込み、中部山岳は荒れ模様だ。しかし、寒気の影響が少ない伊豆は比較的暖かく、クライマーが集まる。混雑を覚悟の上で南壁に上がると、なんとガラガラだった。こんなときはショートルートよりマルチルートが狙い目だ。

アプローチ 初日はそれぞれが都合悪くなり、結局、城山は我々二人となった。時間に縛られなくていいので、4時に自宅を出発し、SAで休んだり、朝ご飯食べたりし、のらりくらり大仁に乗り入れた。気温は下がっていたが、伊豆は快晴み恵まれ、風邪も弱く最高のクライミング日和になった。明日もこの天気が続けばいいのだが。

    
狩野川              城山登山口


城山南壁

バトルランナー 5.10b さて、混雑覚悟で南壁に上がると、人の気配が少ない。みんなどこへ行ったのか。南壁はこの季節、ショートルートでも順番待ちになるほどだが。とりあえず、人気のバトルランナーが空いているので、アップを省略していきなりマルチから入ることにした。

    

バトルランナーは、南壁の中央にある鎌形ハングをダイレクトの越えていく人気ルート。4ピッチからなっていて、核心は2ピッチ目の鎌形ハング。岩から一月以上遠ざかっていて、3日前に紀勢の白くらで少し感を戻したところだ。1ピッチ目5.8で城山の岩を思い出し、いざ鎌形ハングへ。本来なら2ピッチ目の終盤が核心だが、失敗しるとフォールが大きいので、核心の直下で2ピッチ目を切った。

    

何度か登っているので新鮮味がない。大丈夫だろうといい加減な気持ちでいったら、乗り切れずフォール。気を取り直し2トライ目でクリア。これで少し気持ちが前向きになってきた。

    
鎌形ハング              3ピッチ目

ハングの上は5.8が2ピッチ続く。難しくはないが、少しランナウとするところもある。日差しがあってぽかぽか暖かく、汗ばんできた。いつもは核心を越えて降りてしまっていたが、今日は後続もいないもで、まじめに最後のピッチまでいってみた。高度感、露出感、ロケーションともに最高だ。マルチピッチの醍醐味というか、フリークライミングとはちょっと趣が違う。我々は山からクライミングに入っているので、この方が体質に合っている。

    
3ピッチ目

    
4ピッチ目



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