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■仙丈ケ岳(南アルプス)

〜南アルプスの女王は再び微笑んでくれた〜  No.1008
日時:2016年12月24日25日26日
参加者:Tjさん、隊長、うさぎ

12月24日 鈴鹿(4:00)〜春日井(5:10)〜伊那IC〜(8:30)戸台の河原駐車場1000m(9:00)〜角兵衛沢分岐1300m(11:30)〜赤沢分岐1450m(13:00)〜八丁坂〜大平山荘〜北沢峠こもれび山荘2035m(15:20) カメラ olympus E-M1
12月25日 北沢峠こもれび山荘2035m(6:20)〜4合目(8:10)〜大滝頭2519m(8:40)〜小仙丈ケ岳2864m(10:20)〜仙丈ケ岳3033m(12:50)〜こもれび山荘2035m(16:30)
12月26日 こもれび山荘(5:40)〜戸台河原駐車場(10:10)〜仙流荘温泉〜伊那で回転寿司〜駒ケ根IC〜春日井IC〜湾岸川越IC〜鈴鹿(16:30)
YouTubeバージョンはこちらです https://youtu.be/j0-SWnhCheA

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プロローグ 冬の3000m峰は厳しい。登頂の可否は天候条件に大きく左右される。冬の仙丈は今回が二度目だが、前回の登頂が印象的で再びチャレンジすることになった。仙丈ヶ岳は、北沢峠を挟んで対峙する男性的な甲斐駒ケ岳と対比し,女性的な山容から、南アルプスの女王と呼ばれている。特に厳冬期の雪化粧した山容は大変魅力的だ。しかし容易には山頂を踏めない。風速が10m未満で晴れの日を登攀日に選んだ。当初の計画では23〜25日を予定していたが、登攀日の3000mの風速は20m予報だったので、行程を一日ずらせる、登頂日を12月25日とした。

アプローチ 春日井でTjさんをピックアップし戸台へ向かった。伊那IC手前で小屋から連絡が入る。何かトラブルでもと思ったら、釣り銭を歩荷してほしいとのこと。快く引き受け仙流荘前で受け取る。予定通り8時過ぎに戸台に入ったが、積雪がなかったので駐車場へのアプローチで迷ってしまった。様子が違ったので勝手が違った。駐車状には十数台の車が駐まっていた。三連休での入山だと思うが、我々は一日ずらせたので、この日の入山者は少なかった。たぶん、数パーティーだったと思う。前回は駐車場から雪があったが、今回は全く雪がない。

    

準備を整え歩き出す。10分くらい歩くとうさぎが、あーーー、ワカン忘れた。というので、車に取りに戻る。ロスタイム20分。今日の行程は小屋までなので、それほど急ぐ必要もない。河原は若干増水気味で、何度か渡渉しながら、両岸を行き来する。角兵衛沢分岐で2時間30分経過。河原から見上げる駒津峰や双児山が徐々に大きく見えてきた。樹林の樹氷がきれいだ。

    

さらに1時間30分進んでやっと丹渓山荘分岐に到着。標高は1450mほどで、高低差ならまだ半分に満たない。さてここからが急坂になる。まずは八丁坂。樹林帯をジグザグに勾配を殺して登って行く。積雪は少ないので歩きやすかった。八丁坂を凌ぐと傾斜が緩み、緩やかな登りで距離を稼ぐ。林道を横切る手前にテントが一張設営されていた。どうやらこの先で行き交った3人パーティらしい。どうやら風が強くて途中撤退したようだ。予想通りというか、気象予報では標高3000m地点で風速20mだった。この風速では登頂できないので,我々は行程を一日後ろへずらせた。冬山は風と雪が勝負を分ける。

    
林道を横切る                   駒津峰

順調に行程を熟し、ほぼ予定通り「こもれび山荘」に到着した。歩荷した釣り銭を小屋のご主人に渡しお役御免。小屋は盛況と思いきや、宿泊客は我々含め5人だけ。ほぼ貸し切り状態で、気兼ねなく山小屋生活をエンジョイできそうだ。

    
こもれび山荘

夕食は17時からだそうなので、それまでに持ってきたワインを飲みながらくつろいた。夕食は、ホイル蒸しとシチュー。これは絶品だった。シチューはお代わりOKだそうだが、我々はお腹いっぱい。若いおにーちゃんは3杯お代わり。食材は車が入らないので林道の途中から歩荷するようだ。年末は宿泊客が増えるので荷揚げが大変だろう。このおにーちゃん、今日は、甲斐駒をピストンしたようだ。何時に出発したかわからないが、おそらく10時間以上はかかっているはず。トレースはなかったそうで。

    
薪ストーブを囲み団らんできる       初日の夕食

優勝後は、みんなで薪ストーブを囲んで山談義に花が咲くが、今日は朝の3時から行動しているので眠くてすぐに布団に潜り込んだ。明日は、小田原の単独山人さんは甲斐駒を狙うみたいで、我々三人と若いにーちゃんは仙丈にアタックする。


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