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■舟石(東紀州 熊野)

〜クライミング&グルメ買い物ツアー、最後は桑名の歌行灯でシメ〜  No.1007
日時:2016年12月10日18日 
参加者:隊長、うさぎ

鈴鹿(6:00)〜船石バス停P(8:30)〜船石取付(9:30)〜登攀開始(9:50)〜登攀終了(11:30)〜烏帽子岩(12:00)〜船石バス停P(13:00)〜御浜柑橘(まぼろしゲット)〜有馬のJA(お魚ゲット)〜紀伊長島の卵卵(らんらん)で卵卵ロールゲット〜桑名でじんださんと合流し「歌行灯」でお食事(17:20)〜七里の渡し伊勢国一の鳥居散策〜鈴鹿(19:30)

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プロローグ 寒波が来たがやはり熊野は暖かい。しかも舟石は、南向きなので日当たりが良く、気温は低くても岩が温まるのが早い。冬のゲレンデとして数年前から登っていて、今年もまた、名産のみかんとさかなの買い物ツアーとセットで熊野に向かった。

アプローチ 登山口鈴鹿から約2時間半で、舟石バス停に到着した。高速ができて熊野も近くなった。誰も入っていないと思ったが、路肩に軽ワゴンが駐まっていて中を覗くと登攀具が入っていた。先行者がいるようだが。こんなことも珍しい。アプローチに約1時間かかり岩壁の基部に到着した。通い始めた頃は踏み跡がハッキリしなかったが、最近ではよくわかるようになってきた。所々にケルンが積まれている。

    
国道から見上げる舟石第1スラブ       アプローチ


第1スラブ基部

さて今回は、買い物ツアーがあるので、第1スラブのみにすることにした。前回は第3スラブをトライした。2ピッチほどのルートが2、3本あった。

第3スラブ 1ピッチ目 ダイレクトスタート30m5.10c 2ピッチ目25m5.9
      1ピッチ目 左ルート30m5.10a

さて第1スラブは、中央のルートは1ピッチ目の乾きが悪い。5mくらい上にバンドがあり、そこまではフィックスロープでの登る。人工のラインがあるので登れるが、余り登る気にはなれない。今回も右端のランで登ることにした。


第1スラブ 1ピッチ目 無名ルート 5.10a 2ピッチ目 新宮ダイレクト5.10a
      3ピッチ目 中央ダイレクト3ピッチ目 5.9  4ピッチ目 ノーハンド 

    
1ピッチ目の登攀

1ピッチ目は1本目のピンが遠い。良く探せば手と足はあるが、いきなりのランナウトでプレッシャーがかかる。体感的には5.10aくらいかな。20mほどロープを伸ばした所のバンドでピッチをきる。

    

さて2ピッチ目が核心。これも5.10aくらいだと思うが、25mくらいで ピンが4本くらいしかない。2ピッチ目なのでグランドはないが、フォールすると10mは落ちそうだ。直前まで2ピン目が見えず、ルートを少し外してしまったが、修正はできない。少しトラバースして2ピン目にクリップ。やれやれ。

    

岩は温まっていていい感じ。小春日和のようで快適だ。少し体が慣れてきて2ピッチ目後半は快適に登れた。背後には、熊野灘と七里御浜、熊野の山々が並び、白い岩を青空に向かって登るというロケーションは最高だ。

    
熊野の山々               七里御浜

3ピッチ目 さてここから田端さんとリードを交代。傾斜少しずつ緩むが、ピン間隔の長さに最初は少し戸惑う。

    
2ピッチ目終了点

      
3ピッチ目のリード


青空に向かって登って行く

    

この岩壁は卵のような曲線になっているので、上に行くほど傾斜が緩む。下から見ていると上には青空が見えるだけ。クライマーが青空に吸い込まれるように登って行く。リードしている本人も気持ちよさそうだが、フォローしても楽しい。このロケーションは他では得られないと思う。3ピッチ目は、2ピンとればあとはランラウト。傾斜は緩むので余り不安はないが、リードしていると、ルートを間違えたか、と不安になる。


3ピッチ目


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