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■霞沢岳(北アルプス)
〜リハビリ登山で普段は行かない霞沢岳へ、紅葉は?

レポート No.987
日時:2016年9月24日25日
参加者:
いそがい、Tj、隊長、うさぎ

9月24日 沢渡(6:30)〜上高地(7:10)〜明神〜明神徳本峠分岐(8:35)〜徳本峠(11:20)〜散策(16:00) 9月25日 徳本峠(4:30)〜ジャンクションピーク(5:40)〜K1ピーク(8:30)〜霞沢岳(9:25)〜(13:35)徳本峠(14:20)〜明神(15:30)〜上高地(16:10)〜沢渡

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プロローグ 横尾本谷の予定だったが、降り続いた雨による増水と、負傷した足の回復が遅れていることもあり、エスケープの可能な計画に変更した。期待していた紅葉だが、時期が早いのか、それともあまり良くない年なのかわからないが、期待外れの感があった。さて、霞沢岳だが、隣に穂高連峰や槍ケ岳という大御所がひえているだけに、それこそ霞んでしまう山岳だ。ただし、穂高に登れば誰しもが必ず目にする山岳で、気になる存在ではある。今回は諸条件が重なり、行く機会を得ることになった。

アプローチ 台風は去ったが、秋雨前線がうろちょろしていて、二日間ともすっきりとしない天気だ。上高地に入ると予想通り梓川が水量を増していた。本谷を断念して正解だった。というより、3週間前に負傷した左足がまだ完治していないのも計画を変更した理由だ。今回、行程的には初日にかなりゆとりがあるが、たっぷりと山での時間を過ごしたいので、予定取り6時30分に沢渡を出発し、上高地に入った。

    
河童橋と梓側            徳本峠分岐

そろそろ涸沢は紅葉の時季で、今週あたりから人出が多くなりそうだが、バスターミナルを降りると、夏の最盛期ほどで混みあってはいなかった。足に伺いをたてながら、スローペースで歩き始める。腫れがまだ完全に収まっていないので、足首に鈍痛が残っているが、なんとか歩けそうだ。今回はどこからでも引き返せるルート選定だったので、気分的には楽だ。

    
オオカメノキ         最後の水場

いつもは見送ってきた徳本峠分岐。いつかは歩くだろうと思っていたルートだった。今でこそ上高地までバスで入れるが、それ以前は、島々から徳本峠を越えて上高地に入った。そのルートも検討したが今回は、最短距離でエスケープできるルートに甘んじた。徳本峠越は、またいつか。

    

良く歩かれている道で、しっかりとしていた。沢を何度か横切り、最後の水場で給水。結局、ここで給水した2リットルと、手持ちの1リットルで二日間、賄うことができた。徳本峠には11時過ぎに到着した。テントを設営し受付をする。古びた小さな木屋で、30人が定員で、今日は満員で、お断りしているところです、とご主人。かつてはウェストンも越えた歴史ある峠。いつものように初日は睡眠不足のため、テントに横になるとすぐにとうとうと。

    

午後の時間がもったいないので、長坂山の方に少し歩いてみることにした。ここのこころ、雨の日が続いていたので、キノコがニョキニョキと出ていた。何処までも亜高山帯の針葉樹樹林が続いて展望がない。このまま進んでも2500mの高山帯に入るには、蝶ケ岳まで進む必要があるので、三角点2246.7から引き返し、明日のロングルートに備えることにした。

    

16時過ぎから夕食の準備をし、お腹いっぱいになったところで、まだ明るいがシュラフに潜り込んだ。


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