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■仙ケ岳(鈴鹿)
〜ガイドブックの取材で南尾根から登る

レポート No.985
日時:2016年8月31日
参加者:
隊長、うさぎ

林道駐車場(7:55)〜(8:40)林道終点(8:40)〜南尾根分岐(8:45)〜(9:45)不動尊(10:10)〜(11:30)仙の石(11:50)〜(12:00)本峰(12:05)〜白谷道分岐(12:10)〜石積堰堤(13:05)〜御所谷出合〜ハシゴ〜営林署跡〜林道終点(14:10)〜駐車地(14:35) 歩行距離11km 累積標高900m

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プロローグ 鈴鹿山脈は南に行くほど高度を下げていく。水沢岳以南の山は1000mを切る。仙ケ岳は標高が961mで、1000mよりも僅かに39m低いだけだが、1000mの大台に乗るか乗らないかで印象が違ってくる。しかし内容を持て見ると、岩稜の登り下りあり、谷歩きありで、歩行距離、累積標高とも、台高の山々には及ばないが、三重県にあっては中級のグレードの山だ。ルートはいくつかあり、小岐須渓谷から入るのがもっと簡単だが、この山を存分に楽しみたいならやはり、南尾根は外せないだろう。

アプローチ しばらく林道に入ってなかったので心配だったが、終点まで通行可能で、すでに林業者の軽トラが数台入っていた。登山口は新名神の高架下付近。

ルート さて今日は、南尾根で登り、白谷道で下ることにした。南尾根は鈴鹿においては、御在所岳の中道に次ぐ岩稜ルートで、展望と高度感が満喫できる。


鬼が牙

車を止めてから30分ほど林道を歩く。広場になっている林道終点から山道を5分ほど進むと、南尾根、白谷道の分岐がある。しっかりとした真新しい道標が設置されていた。以前はバリエーション的なルートだったが、「三重県の山」でルートを紹介しているので、一般道的な扱いに格上げされたのか?ただし、険路であることに変わりはなく、「鈴鹿の山と谷」でも、「岩尾根は修験のための回峰の道で、野登山に至っていたとみられる。現在もこの道は健在ではあるが一般的ではない。岩や木の根をつかんでたどる険路である。」と紹介されている。林道は何カ所かで、斜面崩壊により岩が道を塞いでいた。

       
林道が荒廃            林道終点

30分ほど歩いただけだが、汗が滲んできた。長丁場だし、時間もあるので、給水と休憩に気を配り、随時小休止を入れることにした。


石谷川

南尾根分岐 林道終点から山道を5分で南尾根分岐に到着。さてここからは「イタハシ谷」に沿って登る。それほど険しい谷ではないが、中間あたりでゴルジュ状になり右岸を木の橋で渡っていく。固定ロープの設置されている。丸太でなく板状に加工されている。不動尊への登拝路として今の健在のようだ。不動尊には、幟があったり、花が飾られていたり、供え物があったリする。8のつく日に登拝されてると思われる。

      
分岐の道標            樹林からイタハシ谷へ入る

       
朽ちかけているが現役         徐々に谷が浅く広くなる


南尾根の鞍部の道標

滝谷不動尊 作成中です。。。

    
左:この岩の上で座禅をくんだとか  右:3体の石仏(大日、不動、地蔵)

       
座禅でなく万歳             滝谷不動尊

鈴鹿の大和谷6では、こから仙の石にかけての岩尾根は修行のための回峰だとか。ルート的には、一般的ではなく、岩や木で登る険路。


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