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■迷岳(台高)
〜飯盛山コースで登り唐谷で下る

レポート No.984
日時:2016年8月23日
参加者:
隊長、うさぎ

飯盛山ルート登山口前の駐車場(7:20)〜前衛峰809m(9:20)〜飯盛山930m(10:10)〜唐谷分岐(10:45)〜(11:45)迷岳(12:10)〜唐谷分岐(12:35)〜唐谷(13:10)〜林道(13:40)〜駐車地(14:18) 歩行10km 累積標高 1300m

 


プロローグ 台風の影響などで猛暑が続いている。アルプスなど高い山に避暑したいが、取材の方もサボってはいけない。少しでも涼しいところ、谷に行くか、少しでも高いところで取材が残っているところ、となると迷岳か。鈴鹿はほぼ取材が終わっているので、台高を始めることにした。迷岳はs過去の8回くらい登っている。前回の記録を見ると5年前、これだけ開くと文章が書けない、何度も歩いているコースだが、ルートチェックを兼ねて歩くことにした。三重県の山は56山取り上げているが、技術度・体力度でベスト5に入るのが、大杉谷から日出ケ岳、迷岳、池木屋山、大杉国見山、マブシ嶺だ。すべて台高の山がランクインしている。

アプローチ 5時半くらい自宅を出たが、飯高までは遠く、コンビニに寄ったりしていると2時間はかかる。駐車場にはな奈良ナンバーの車が一台止まっていた。まずは朝の内に全景を撮ろうと思い、蓮ダムに向かった。貯水量が減っていて、期待外れだった。稜線にはガスがかかりいい雰囲気だったのだが。気を取り直して登山口に戻った。

ルート 今回のルートは定番の、飯盛山 ー 唐谷ルート。迷い岳は今回で7回目くらいになるが、飯盛山ルートを歩いてから5年くらい経過しているのでルートチェックの兼ねた。

      
飯盛山              蓮ダム

飯盛山ルートだが、山腹道の登りに入るまでに唐谷左岸を歩くが、草が生い茂っているか心配だったが、刈り込まれていて安心した。また踏み跡も以前よりもしっかりとしていて、そこそこに登られているのだろう。

    
駐車場               飯盛山登山口

さて飯盛コースだが、岩場の急登が続き、累積標高差も1300m近くあるので、ガイドブックでは、技術度3、体力度3を与えている。唐谷を離れ山腹のジグザグ道で、稜線までグイグイと高度を稼いでいく。気温も湿度も堅いので、一気に汗が噴き出してきた。前回の鎌尾根のように熱中症の心配があったので、途中で1回小休止を挟み、体温を下げた。

    
スメールのある塩ケ瀬の集落

登山道から2時間で前衛峰809mに到着した。山頂まで距離はまだまだあるが、標高的には約半分稼いだことになる。前衛峰からの展望はないが、樹間から眼下に、蓮ダムが俯瞰でき、高度感が感じられる。東側からの稜線を乗り越していく涼風が気持ちいい。それほど暑さは感じられなかった。

          
前衛峰                   蓮ダム

前衛峰からさらに40分ほど登ると飯盛山930mに到着。岩場の急登が何箇所かあり、固定ロープが設置されている。ここも展望がない。

      
岩場をぐいぐいと登る      1000mを越えるといい雰囲気になってくる

飯盛山を過ぎると石楠花が多くなる。花芽を気にして見てきたが、残念ながら来年は余り多くの花が期待できそうになさそうだ。1000mを越え、唐谷分岐を見送ると、シデ、ブナ、ミズナラ、カエデ、ヒメシャラなどの落葉樹林となり明るい雰囲気になってくる。傾斜も緩み、尾根が広がり、山頂が近づくにつれ、登りの苦しさが力へ変わっていく。

        
大きなブナやミズナラ。ヒメシャラ


分案が奥なると山頂は近い

昼前にやっと山頂に到着した。何度も山頂は踏んでいるが、秋から冬が多かった。緑の季節もいいものだ。標高は1300mを少し越えているので、腰を下ろし体を休めると、涼しくなってきた。軽く食事を済ませ、山頂付近を少し散策して帰途についた。

    
小峰楓が色づき始めてる      迷岳山頂


荷物が軽いので下山は早い

荷が軽いので下りは早い。25分で唐谷分岐、30分で唐谷まで降りた。ほてった体を沢水で冷やす。さてここからのルートは唐谷の右岸。踏み跡はしっかりとしているが、濡れた石がよく滑る。もしかしてヤマヒルはと思いながら下っていくと、元気いっぱいのヤマヒルがぴょんぴょん跳ねていた。いる場所といない場所があるようだ。

        
唐谷まで降りてきた、元気いっぱいのヤマヒル踊り


クサアジサイ


唐谷は水が少なかった

30分で林道へ出た。ヒルの心配はいらない。30分歩いて駐車地に戻った。登りが4時間、下りが2時間。登りとはいえやはり、飯盛ルートは難路だ。もう少し涼しくなれば、登のコースタイムは3時間半位になると思う。往復、唐谷ルートを使えば、行程がもう少し短縮されるだろう。

    
廃墟になりつつある娯楽施設         オトコエシ


 

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