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■鎌尾根(鈴鹿)
〜宮妻渓谷を基点に、水沢岳から鎌ケ岳と周回

レポート No.983
日時:2016年8月20日
参加者:
隊長、うさぎ

宮妻渓谷P(7:10)〜不動滝(7:45)〜(7:55)水沢峠登山口(8:10)〜水沢峠(9:30)〜水沢岳(10:20)〜キノコ岩(10:30)〜衝立岩(10:55)〜岳峠(12:30)〜雲母分岐(12:45)〜水場〜カズラ谷登山口(14:20)〜駐車場(14:30)

 


プロローグ 鎌ケ岳は冬と花の時期はよく歩いているが、ガイドブック用の緑の写真がほしかったので、暑さを覚悟で取材に出かけて。記録を見ると鎌尾根を歩いたのが6年前の冬だった。厳冬期にこのルートを歩く人は少ないが、なんとこのときに出会ったのが、カトリーヌ&ハッシー。6年後に一緒にアルパインをやることになるとは思わなかった。出合いは大切にしたいですね。

宮妻林道  カズラ谷登山口から先でゲートが閉まっているのは変わらない。日の出る前に林道歩きを終えたい。台風が東の海上でうろちょろしていのが影響しているようで、気温が上がるとも予報が出ていた。前回は不動滝ヒルにやられてから今回はパス。少し歩いただけで汗が出てきた。いつもよりゆっくりペースで林道を歩いた。


水沢岳

     
不動滝             水沢岳登山口

水沢岳登山口に到着。ひと休み入れる。イワタバコの花が咲き終わっていた。暑い日が毎日続いているが季節は確実に進んでいる。山道に入ると、谷を渡る風が涼しく感じた。足下が気になるので何度もチェックするが今日は大丈夫なようだ。ヤマヒルのこと。谷が狭くなると荒れてくる。水のしたたる岩壁のイワタバコもすでに終わっていて、ダイモンジソウが葉を広げていた。岩から落ちる滴の音を聞きしばし休憩。

     
ダイモンジソウ      水のしたたる岩壁

水沢岳 水沢峠で県境稜線に合流すると、西側からさわやかな風が吹いてきた。以前はよく歩いたコースだ。展望のよいやせ尾根のザレばは、削れて少し平坦になっていた。以前にバリエーションルート的イメージがあったが、最近では、道標が整備され入山者が多くなったのだろう。

     
水沢岳

ブナ林は、鈴鹿山脈の三重県側ではあまりおおくない。ブナ清水や野登、それから鎌の北東斜面にあるのは知られている。縦走路では衝立岩の南側に少しまとまっている。もともと鎌尾根はやせ尾根なので生育に適さないが、気候的、標高的にはあってもおかしくない。

キノコ岩 キノコ岩周辺はさらに風化だ進んでいるようだ。風化した花崗岩がキノコのようだ。このルートの見所でもある。ここからは展望がよく、鎌ケ岳までの稜線を一望できる。新緑のころもいいが、紅葉も見逃せない。

       
キノコ岩          ブナ

    
ちょっとしたブナ林             衝立岩

台風の影響で暑い日だったが、山はすでに秋の装い。ミズナラの実も大きくなり、オオウラジロノキの実が赤らみ始めていた。

    
ミズナラの実り           オオウラジロノキの実り

衝立岩 規模は小さいが、アルペン的な雰囲気が感じられるところで、岩場からの展望はよい。直登は無理で、岩場は西側の鎖場で巻く。ここから岳峠までは尾根がやせている。

    
衝立岩

    
雨乞岳             やせ尾根

鎌ケ岳 鎌ケ岳の手前で少し熱中症の症状が出てきたので、今回山頂はパスした。体温があがりすぎないように、小刻みにし小休止を入れながら給水。岳峠から下り、水場で体を冷やした。

    
鎌ケ岳         雲母峰分岐


カズラ谷登山口


 

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