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■大面岩(瑞籬山)
〜大面岩左稜線のクライミング

レポート No.976
日時:2016年7月2
参加者:おおやさん、カトリーヌさん
、隊長、うさぎ

登山口(6:14)〜左稜線取付〜1ピッチ目40m5.9(7:20)〜2ピッチ目30m5.8〜3ピッチ目30m3rd〜4ピッチ目20m5.10a(8:40)〜5ピッチ目10m5.0c〜6ピッチ目20m5.10b(9:15)〜7ピッチ目25m5.10a〜8ピッチ目10m3rd〜9ピッチ目25m5.10a〜10ピッチ目3rd〜11ピッチ目3rd〜(12:55)大面岩の頭(13:15)〜(13:20)懸垂下降(16:05)〜登山口(16:55)

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プロローグ 今回は参加者多数のため、たくさんチームと、隊長チームに分かれ、たくさんチームが大ヤスリ岩、我々は大面岩左稜線をやることにした。我々は1-2-1でアタック。ピッチ数が11ピッチと長く、しかも懸垂下降が面倒なのでスピーディーな登攀がポイント。しかし、我々にとっては決して易しいルートではなく、油断は禁物。どこかでトラブルが発生するとリカバーが大変になる。このルートはマルチフリーではあるが、アルパイン的な要素もある、変化に富んだロングルートで、アルパインガールにも満足していただけたようだ。

アプローチ 今回のメンバーが関西から関東にかけて9人になり、集合を現地6時調整で調整した。東海組の我々4人は、前夜に移動し朝の出発に備えた。予定通り6時過ぎに自然公園に全員集合し、登山口に移動した。

    
登山口

このルート、瑞籬へのバリエーションルートとして使われているみたいで、大ヤスリ組も今回はこのルートを使うことになったので、全員が同時にスタートした。約1時間で、カンマンボロンと大面岩の到着し、大ヤスリ組と分かれた。


バリエーションルート

大面岩左稜線 アルパイン的なルートだが、中間ピッチは高度感のあるフェイスをフリーでの楽しめる。フェイス、クラック、フェイスと変化に富んでいて満足度の高いルートだと思う。歩きも含めると11ピッチと長く、それなりに時間がかかる。今回は1-2-1で登ったが、休憩を含めて約6時間を要した。懸垂下降はすっきりといかないので、今回も予想以上に苦戦した。ネット情報によると、すっきりとかくできるルートがあるらしいが。

1ピッチ目40m5.9 右のクラックがいつも、水で濡れていて湿っぽい。スラブのスタートだが、苔が水を含んで滑りやすい。ボルトがあるのでA1でスタートし、A0を交えながら、樹林を出たところでフリクションが利き出しフリーに移行。このピッチは省略できるようだが、今回も律儀に1ピッチ目からはじめることにした。今回は肩の故障で歩きで山頂を向かうという、ハッシーと親分の見送りでスタート。予定通り岩はぬめっていてA1で離陸。3週間ぶりに岩に触る。ボルトにヌンチャクをクリップするごとに間隔が戻っていった。

     
基部で基部で登攀準備      1ピッチ目スタート

     

天気がすっきろとせず、ガスっぽいが、1ピッチの終了点で樹林を抜けると、気持ちが徐々に上がってきた。


1ピッチ目

2ピッチ目 30m5.8 ルート中、最も易しいピッチ。中間部にやや立ってフェイスがある。リングボルトにクリップし、安易に置いた右足の縦ホールがすべってフォール。落ちたとき左足を少しひねったが、大丈夫なようだ。易しいといっても油断は禁物。立木でビレイ。

     
左:2ピッチ目を見上げる    右:1ピッチ目終了点

      

       
2ピッチ目の離陸

3ピッチ目 30m3rd 樹林帯を進む壁に当たるのでそこの立木でピッチを切る。

     
左:2ピッチ目の終了点     右:3ピッチ目の終了点

4ピッチ目 20m5.10a 立木に助けられて垂壁のフェイスを登り、凹角から岩の下をトラバースする。それほど高度感はないが、潜り込んでカムをセットし通過。


4ピッチ目 垂壁のフェイス

このピッチからすっきりとした岩場になり、クライミングらしくなる。

       
慎重に岩の下を通過する

     
岩の下に入りすぎると窮屈、出ると怖い。でも楽しそう


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