■一の壁(御在所岳) |
レポート No.962 |
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藤内小屋(7:30)~(8:10)一の壁(16:00)~藤内小屋(16:45)~登山口(17:15) |
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| ページ1 | ページ2 | プロローグ さて二日目は少し気温が上がってきたので一の壁へ。それぞれが課題をもって一の壁に入った。朝からしんちゃん、むっちゃんが合流。私たちが小屋で食事をしているうちに中尾尾根のP2、P1をやるらしい。 登攀の概要 アプローチ 朝食を6時過ぎに準備してもらったが、のんびりとしていて、結局小屋を出たのが7時半だった。駐車場車泊のしんくんたちは、小屋に立ち寄って先に中尾根に入った。昨日はマルチピッチと尾根歩きがハードだったので、体が少し重い。こういうときはショートルートを課題を持ってやるに限るので、一の壁が正解。 一の壁に到着すると、まず目に入ってきたのが、中尾根P2の1ピッチ目を登攀する、しんくんとむっちゃんだった。青空を背景に白い岩が映える。絵になっている。週刊ヤマケイで使うことにしよう。 さて我々は、3パーティーに分かれた。たくさんとたばたさんは、簡単なルートでクライミングの基礎をみっちりと講習。ほんまさんとうさぎペアは、ほんまさんのリード練習。私とみよしさんペアは、登攀の基礎をみっちりと。とにかく今日は、基本となるフェイスとスラブを駐中的にやることにした。 右ルート 最初は右ルートをのぼった。みよしさんにとっては初めてのグレードⅤ。戸惑いながらの難なくクリア。このルートは、中間部のフェイスが少し壁がたってくる。また、少し細かい。 左ルート さて2本目は左ルート。先ほどの右ルートと同じグレードだが、左の方が登りやすい。先ほどの右ルートで教えたレイバックをすでに使っている。恐るべし新人だ。2本登っているうちにパーティーが増えてきた。他にもやりたいルートはあるが、少しグレードを上げるためにバットレスへ。 バットレス バットレスの正面ルートbはグレードが5.8。一の壁からひとつグレードを上げることになるが、どうだろうか。5.8のリッジとフェイスに対応できるか。 まず出だしでワンテン入る。無理もない。しかしすぐに対応。なっとか1ピッチクリア。さて2ピッチ目は、カリフォルニアドリームの2ピッチ目、Ⅴなので問題なかった。さて、いよいよカリフォルニアドリーム3ピッチ目5.10aに突入。さすがにここは何度もテンションがはいった。落ちてロープのテンションがかかる感覚をつかんだようだ。 懸垂も勉強なので、3ピッチに区切ってやってみた。 4ルート 5.10a ここは卒業ルート。「一の壁卒業ルートで、リードできればクラッシックルートに挑戦がOK」と紹介されている。ほんまさんの卒業試験に同行させてもらった。ハングのあたりで少しルートを迷ってしまったが、無事にオンサイトできました。卒業おめでとうございます。新人のみよしさんは、途中でワンテンション入ったがなんとかクリア。 7ルート 5.10a しんくんが7ルートを登るので、カメラマンとしてくっついていった。昨年からクライミングシーンの撮影を課題としているので、直下に迫ったり、真横から狙ったり、いろいろと工夫してみた。いいシーンを撮影しようとするとやはり一眼が必要で、5.10a を登りながら、一眼レフを操作するのはなかなか難しい。 迫力あるシーンを撮影しようとして近づきすぎたら、むっちゃんが「落ちるかも」、慌てて横にムーブ。ハング越えの横からのシーンを撮影した。登攀も楽しいが撮影も楽しい。まるで戦場のカメラマンになった気分。 途中で追い越させてもらう。今度を上からのシーンの撮影だ。
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