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■前尾根(御在所岳)
〜前尾根の登攀と国見尾根のアカヤシオ〜

レポート No.961
日時:2016年5月4
参加者:たくさん、ほんまさん、たばたさん、みよしさん、隊長、うさぎ

登山口(6:40)〜郷内小屋(7:40)〜藤内沢出合(8:10)〜(8:40)前尾根(14:40)〜御在所岳〜石門(15:50)〜国見尾根〜(17:30)藤内小屋(17:30)

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プロローグ 昨日はまとまった雨になったようだが、その後天候が回復し、絶好の山日よりになった。気温が下がったのと、染み出しが残っているのを敬遠し初日は、前尾根を登攀することにした。前尾根はルートを選べば初級者でも登攀でき、ロケーションや展望の良さ、山頂を目指して登るマルチピッチクライミングの醍醐味など、所見者はもとより、通い慣れたものにとっても定期的にリピートしたくなるルートだ。この日はにパーティーに分かれ、ほんまさんとたばたさんのリード練習、みよしさんいとっては初めてのマルチピッチクライミング体験、それぞれが目的を持って前尾根に臨んだ。

アプローチ 駐車場に集合し藤内壁に入った。朝が早かったので前尾根には一番乗りできた。到着後10分もたたないうちに後続のパーティが2,3パーティー入ってきた。

   


北谷から見る藤内壁

   
藤内沢出合い付近ではすでに本シャクナゲが咲き始めていた

P7 今回は3人の2パーティー。ほんま、隊長、みよしパーティーが最初にスタートを切った。次にたばた、さとう、うさぎが続いた。入門者がいるんでももちろんノーマルルート。グレードはXと易しいが、いきなりクラックから始まるので初級者にとっては戸惑ったとおもう。

     
P7の取り付きで準備


ほんまさんリードでスタート

   
右:みよしさん、初めての前尾根

   
右:P7の2ピッチ目をリードするほんまさん

   
みよしさん、新人とは思えない乗り越し

     
P7は2ピッチ目から展望が開けてくる

P6 どこからでも登れる。グレードはW〜5.9の幅がある。クラック、リッジ、チムニー、OWと多彩。ここに居座って遊んでもいいくらいだ。後続が来ているのでもたもたはできないが。今回は最も易しいリッジルート。チムニーの出口にビレイポイントはあるが、リッジを来たならもう一段上までいった方がよい。

    
リッジルートをリードするほんまさん


核心は最後の乗り越し

    
難なくクリアしていく新人のみよしさん

P5 P6終了後少し歩いてP5へ。北谷側にはノーマルルート(V)と凹角ルート(W)がある。このピッチはNP(ナチュラルプロテクション)なので、リードの経験を積むのに勉強になる。登攀が易しいので、プロテクション、ロープの流れなどに気を配れる。ちなみに藤内沢ルートはX。初リードのたばたさんは、専属コーチ(たくさん)がつきっきりでプロテクション技術の指導。

    
北谷の新緑             ノーマルルートの終了点

    
後続のたくさんパーティー     今年はアカヤシオがよく咲いている

    

    

P4 さていろいろと登れるのがP4で、藤内沢側が滑り台が面白く、クラックに沿って登れるのでレイバックなどが楽しめるが今回はパス。北谷側は3ピッチで登り、グレードはV程度だが、最後にクラックを使うと5.9NPとなる。ここは登攀というよりもプロテクションの練習。我々は2パーティー6人だが、効率よく登っているので後続がついてこない。

    
P4の北谷側、3ピッチと長く傾斜はそれほどでもないが高度が感じられる

    
ややこしく登ると、それなりに楽しめる

    
終了点直下のみよしさん         P4


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